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note再開

紫陽花のように美しくみずみずしい文章を書いてみたいものだと思い続けて十数年が経った。

漠然と、心のうちにあるものを吐き出してみたい。言語化したいと思いながら、スマホで人の文章を読んでいたら、ふと、

「note」に出会った。

プロも素人も、何かやりたい人も、特に希望も欲望もない人も、いろんな人が文章を発信していた。

素晴らしい

私も書いてみようか!と気楽な気持ちで始めたけど、

なんだかしっくりこなくて、しばらく休眠していた。


その間に、母の介護が本格的になり、仕事の時間以外は母につきっきりになった。

それまで、あちこちと出歩く性分だった私が、パッタリとお出かけをやめたのだ。ちょうどコロナ禍に入ったこともあり、私にとっては都合が良かった。

介護しながらでも家の中で楽しめる事を増やすことにした。

子供の頃にやっていた編み物をまた始めたり、
苦手だった絵もあれこれ描いてみたり、
また、長年コンプレックスだった文章を書くこと。自分の心の中にある感情や気持ちを言葉にして表現してみよう。

そんな思いが募って、大阪にある「心斎橋大学」という文章の教室に入ることにした。

コロナのおかげで、リモート文化が発達し、名古屋の自宅にいながらにして、大阪の講座を受講する事ができた。

文章・エッセイコース
創作・小説コース
脚本コース
児童文学コース
ジャンル小説コース

といろんなコースがある中で、私は自分の事を書きたかったので、迷わず「文章・エッセイコース」を選んだ。

心斎橋大学は、藤本義一先生が創立された歴史のある学校である。

ホームページがら、抜粋した文章を転載しておきます。


心斎橋大学の創立について
心斎橋大学は、第71回直木賞を受賞した藤本義一が “関西から多くの才能を発掘し、作家を輩出したい” との思いから創立した、作家養成スクールです。
現役の小説家・脚本家・放送作家・児童文学作家・ライターなど、書くことに精通した一流講師陣による充実した講義と、一人ひとりの感性に合わせた作品指導を受けられるのが特長です。
1987年の創立以降、プロの作家として、多くの卒業生・在校生が活躍し、コンクールへの入選者も多数出ております。
※作家養成スクール心斎橋大学は、文部科学省が所管する教育機関ではありません。作家養成・文章上達を目的とするカルチャースクールです。



半年間で12万円ほど費用がかかった。

私にとっては大金だったが、思い切った。

「みっちゃん、お母さんも一緒に聞いても良い?お母さんも、自分のエッセイ書いてみたい」
「え?お母さんも書くの?良いよ。聞くだけなら隣で聞いてて良いんじゃない?」

母とこんなやりとりがあり、2人並んで受講した。

ただ、母は受講してもよくわからなかったようで、2〜3回目で聞くのをやめてしまった。

私は、学生の頃、まるで国語がわからなかったのだが、今回ばかりは真剣に先生の話を聞いて、課題をこなし、添削してくださるのが嬉しくて仕方なかった。

勉強の成果は、これからジワジワとわかるところではあるが、

何もわからず闇雲に書くよりは、格段に良くなったのではないかと思っている。

心斎橋大学の講師の皆さんやスタッフの方々には、とても親切にしていただけたし、私のようなズブの素人にもわかりやすく丁寧に教えていただけた。

特に良かったのは、3人の講師が交代で教えていただけて、それぞれの先生の書き方や推敲の仕方を教えてもらえた事だ。

1人の先生では、やはり偏ってしまうし、自分の文章を俯瞰して見るためには、複数の先生に習えたことは、何よりも変え難い、私の財産となった。


そんな訳で、将来はエッセイ集なども出版してみたいものだが、今のところ読者は1人もついていないということで、ここから、改めて、スタートをしてみようかと思う。

書くネタはある。

書くネタはあるのだ。

ここにある

↓↓↓


後は、私の思考や感情を言葉にしていくだけなのである。

うまく書こうとすると、書けなくなってしまう。

最初は、下手くそでも良いか。とにかく書きたいことを書き始めてみよう。


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