瀧羽麻子さんの「虹にすわる」 この本は、いつもと違う場所で読もうと決めていた いつものソファーの上じゃなくて どこか行ってみたかった場所 それは「ぱりぱり」を読んだから。 自分のたった1歩の勇気で いつもと同じ毎日が違う景色になると知ったから 引っ越してきてからずっと気になっていた 近所の公園の近くの喫茶店 最初はどきどきしたけど、 どこに座ったらいいかわからなくてきょろきょろしたけど、 窓際のカウンター席に座ってみた。 椅子が高すぎた。 けどお水も運ばれてきちゃ
つめたい風 冬のにおいじゃなくて、春のにおいでもなくて、 そのまんなかのちょっと新しいにおいの風 ケーキ屋さんの甘い焼き菓子のにおい ポロンポロン 保育園から聞こえてくるピアノの音と子供のうたごえ 青い荷物をのせた引っ越しのトラック あたらしい生活がはじまるのかな カーカーとカラスが上をとんでいく 同じ日常 同じ道 なのにいつもと違う道 見方が変わると景色も変わる
瀧羽麻子さんの「ぱりぱり」を読んで… ぱりぱりを読んで、いつもと違う景色が見たくなった 同じ日常でも、視点を変えれば違う景色が見えるのかなと思って。 まずは違う道から帰ってみようと思ったけど、 駅の隣の「あげたてドーナツあります」の文字に惹かれた いつもなら素通りするあげたてドーナツ 一回は通り過ぎたけど、 先週の土曜日に作ったマラサダが信じられないくらい美味しかったことを思い出して、 あげたてのおいしさが口の中に広がってしまって やっぱり気になって引き返した。 店