イギリス、12歳以上の子どもへの新型コロナワクチン接種を「推奨せず」
9月3日、イギリスのワクチン接種委員会が開かれ、12歳から15歳の健康な子どもへの新型コロワクチンの接種をひき続き「推奨しない」と決定しました。イギリスでも、デルタ株が蔓延するなか新学期が始まり、一刻も早く子どもへの接種を推奨すべきだという声が上がっていました。前日までのメディアは、どこも「間違いなく推奨するだろう」というトーンでした。
一方、一足先に新学期を迎え、同じくデルタ株の流行拡大のはじまったドイツのワクチン委員会(STIKO)は8月16日、承認から3か月近く保留していた12歳以上の子どもに対するファイザー・ビオンテック製新型コロナワクチン接種の推奨を決定し、学校での集団接種も始まっています。
イギリスもドイツもデルタ株がメインで新学期が始まったところ。似たような状況であるにもかかわらず、なぜ判断が割れているのでしょうか。
よく言った!「健康な子どもが接種するベネフィットは微々たるもの」
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