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新型コロナは「致死率が低いからそんなに心配しなくていい」は本当か

2月13日、新型コロナウイルスによる日本で初めての死者が報告され、翌14日には日本初の医師の感染が確認された。亡くなったのは神奈川に住む80代の女性、感染したのは和歌山県の病院の外科医だった。

私たち日本人にとっての新型コロナウイルス問題は、いま新たなフェーズを迎えている。なぜそう言えるのかについては、「新型コロナ、WHOが中国に切ったカード」をぜひ読んでいただきたい。

「感染力は強いが致死率は低い、だからそんなに心配しなくていい」

増え続ける中国での患者数・死亡者数を横目に、私たちは毎日、各分野の専門家たちがこういったメッセージを出すのを耳にし続けててきた。

このメッセージには、今でも一理ある。
リスクコミュニケーションのあり方の1つとしても理解はできる。

しかし、

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