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「さらば、マスクよ」全員着用解除の初日は岸田さんに100点?

3月13日から、マスクの着用・不着用が個人の判断に任されるようになった。

しかし、日本ではマスクの着用はもともと義務でも何でもない。つまり、着用・不着用は、以前から個人の判断に任された問題だった。それでも、日本では、「個人の判断」で誰もがどこでもマスクをしていた。

外せるようになっても外したくても外せない

そんな中、今朝はNHKが基礎疾患のある人が「重症化しやすい人も出かけられるよう、考えてマスクを外してほしい」と訴える映像を放送していた。

重症化しやすい人の不安はもちろんわかる。しかし、「個人の判断になりました」、でも「隣には重症化リスクのある人がいるかもしれません」と言われて躊躇なくマスクを外せる日本人はいったいどのくらいいるのだろうか

思わず考えてしまった。

客には着用を求めないが従業員は着用を続ける

報道によれば、デパートもJR各社も従業員は引き続きマスクを着用するが、乗客にマスク着用を呼びかけるのをやめた。

なるほど、マスク着用はもともと義務ではないが、マスクの着用に関する推奨がなくなると一応、お客さんに対する呼びかけはなくなるのだ。

でもこれって、つまり、従業員は客に配慮してマスクを続けるが、客が他の客に配慮するよう求めることはできなくなったので、他の客に気を遣えないような人はマスクが外しても仕方ない状態になった、といった話にも聞こえる。

実際のところ今日は、デパートやJRの従業員だけでなく客も、「マスクを外している人もいるが、ほとんどの人がマスクをはずしていない」状態だったという。

岸田さんには100点をあげたい

ところが、岸田首相は今日、マスク無しでの官邸入りを果たした。

一方で、「個々人の着脱を強制するものではないが、私自身、マスクを外す場面が増えると考えている」としながら、「換気が難しい場面、高齢者施設など重症化リスクが高い方々と接する場面では着用をお願いする」と述べたという。

これは「岸田さんにしたら」と言っては失礼だが、100点をあげていい対応だったのではないだろうか。

というのも

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