見出し画像

PCR陽性だった友人家族の抗体検査の結果

PCRに感染した友人家族がPCR検査を受けるまで」の続きです。

4月に入ったある日、キャサリン一家は抗体検査を受けることになりました。PCR検査を実施した医師から電話があり、小児の新型コロナに関する調査をしているので家族全員で検査を受けて欲しいというのです。

結果はどうだったと思いますか?

「なかったのよ!せっかく10日も自己隔離までして、抗体はできてるって思ってたのに」

抗体検査の結果を伝える電話をくれたのは、主治医が話していた「子どもと家族クラスター」の研究を行うチームで働く1人の医師でした。

キャサリン一家の登録番号は105番から108番。数百人規模の小さな調査だと聞かされたそうです。ハンブルクの大学病院でも、今週来週で3000人の無症状だった子どもを対象に検体採取が行われていますが、ドイツでは子どもが新型コロナ流行に果たすに役割についての調査が各地で進められているのです。

研究を率いるのは、ベルリン・シャリテ病院のクリスティアン・ドロステン氏。コロナウイルスの1つSARS(重症呼吸器感染症)の共同発見者のひとりでもあり、ドイツの新型コロナ対策班のトップです。

ここから先は

2,197字
この記事のみ ¥ 480

正しい情報発信を続けていかれるよう、購読・サポートで応援していただけると嬉しいです!