マガジンのカバー画像

文系女医の書いて、思うこと【スタンダード】

noteでわたしが書く記事が大体ぜんぶ読める基本のマガジンです。継続的に執筆を応援してくださる方、わたしの書いた記事を大体ぜんぶ読みたい!という方にお勧め。引用の際には出典のご記… もっと読む
医学に関するデータやその解釈をいつも最新にアップデートしておくことを通じて命や健康を守りたい、とい… もっと詳しく
¥3,000 / 月
運営しているクリエイター

2018年10月の記事一覧

ワクチンで防げる病気で子どもを亡くさないために

ワクチンで防げる病気でこどもを亡くさないために下のイラストを広げてください。

有料
100

マウス1匹の言い訳とノーベル賞

7月末に行われた子宮頸がんワクチン問題に関する裁判の証人尋問調書(証言の起こし)を守れる命を守る会に提供しました。 こちらのリンクにある「1.証人調書・本人調書」というところに入っている「NEW」という赤い表示のあるものがそうです。裁判を傍聴した方も裁判に来れなかった方もぜひどうぞ。https://www.mamoreruinochi.com/top/publication/ 池田修一元教授の尋問では、マウス1匹やワクチンを打っていないマウスの脳に別のマウスの血清をふりか

有料
100

ワクチンとリスク(3)日本におけるワクチン不安

ワクチンとリスク(1)ジェンナー以前からあったワクチンとワクチン不安 ワクチンとリスク(2)海外におけるワクチン不安 とあわせてどうぞ。 わが国におけるワクチン不安および反ワクチン運動は、先述の特徴を共有しながらも独自の変遷をたどってきた。

有料
666

年齢(age)性別(sex)によるマーケティングは本当に有用か?ー日本の女性キャスターの話し方が少女のように幼い理由

「東さんが書いているけれど、日本にはびこるエイジズム(年令による差別)はすさまじい、と思う。TVでは名前の横に年齢が必ず書かれ、女性も男性も年齢による十把一絡げの差別がある。くだらない」 と、いとこの池上高志がツイッターで書いていた。 村中璃子はペンネーム。年齢も卒業年もずっと非公開にしている。 それなのに日本では毎度、「何年卒ですか?」「何年生まれですか?」などと、当たり前に必要な質問のように聞かれる。 年齢をいちいち言わないのは、年齢で勝負してないからに決まってい

有料
200

ノーベル賞受賞後の初講演で本庶佑特別教授が『10万個の子宮』を紹介

表紙の写真は昨年、『ネイチャー』の名物編集長の名を冠したジョン・マドックス賞を受賞した際に、2018年ノーベル医学賞受賞の本庶佑氏と京大ゲノム研の松田文彦氏に京都の料理屋でお祝いをしていただいたときの写真。そして下は、東京で開かれた同賞の祝賀会の際、本庶氏が祝辞を述べている写真です。 祝辞のなかで、本庶氏はこう言いました。 「なぜ村中さんひとりにこの問題を任せているのか。子宮頸がんワクチンの接種が止まっているのは、医学界全体の責任だ。ここにいる私たちがどうにかしないといけ

有料
480

ワクチンとリスク(2)海外におけるワクチン不安

事典の一項目として書いた原稿をもとに「ワクチンとリスク」のタイトルで記事を公開しています。第2回目のテーマは「海外におけるワクチン不安」。全4回読んでいただくと実際の事典よりも少し詳しい事典の一項目になります。ぜひマガジンでのご購読を。

有料
555

『新潮45』休刊は本当にヘイトと炎上商法を止めるのか

『新潮45』が休刊になった。 『新潮45』にはわたしも子宮頸がんワクチン問題についての記事を2回書いている。この機会をくれたのは、現編集長で当時編集長になったばかりの若杉良作氏だった。子宮頸がんワクチンの薬害を主張する元教授から、不正な研究発表を「薬害の捏造」と呼んだことに対して名誉棄損の裁判を起こされてからというもの、一般メディアにおけるわたしの執筆の場はなくなっていた。 子宮頸がんワクチン問題に関するわたしの寄稿を2016年12月号の巻頭企画とし、「薬害でっちあげ」と

有料
980

ワクチンとリスク(1)ジェンナー以前からあったワクチンとワクチン不安

来春刊行予定の事典の原稿をもとに「ワクチンとリスク」のタイトルで4回にわたり記事を公開します。4回全部読んでいただくと実際の事典よりも少し詳しい事典の一項目になります。実質、マガジン定期購読者限定の記事です。

有料
444