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文系女医の書いて、思うこと【スタンダード】

noteでわたしが書く記事が大体ぜんぶ読める基本のマガジンです。継続的に執筆を応援してくださる方、わたしの書いた記事を大体ぜんぶ読みたい!という方にお勧め。引用の際には出典のご記…
医学に関するデータやその解釈をいつも最新にアップデートしておくことを通じて命や健康を守りたい、とい…
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2018年5月の記事一覧

高校で『10万個の子宮』を1年かけて読むゼミ

2018年5月20日、茨城県水戸で行われた子宮頸がんワクチンに関する市民公開講座について、地元茨城新聞の成田記者がポイントをぎゅっとまとめたいい記事を書いてくれたのでまずはご紹介します。 実は、ジョン・マドックス賞受賞からの1年ほどの期間、いくつものテレビ局が私の密着取材をしていましたが、ひとつも放送に至ったものはありませんでした。新聞も取材には来ますが、いつも記事になるのは地方紙だけで、全国紙はまだ私のコメントや寄稿を掲載することを控えているのは残念なことです。

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村中璃子ニュースまとめ。【昨年のサメによる死者は世界で何人?】

この記事は単品でも購読できますが、マガジン「村中璃子ニュースまとめ。+α」「文系女医の書いて思うこと【応援用】」「文系女医の書いて思うこと【法人用】」にも入っています。 今回は色んな動物による死亡リスクについて具体的に考えます。 はじめに、2017年のサメによる死者は世界で何人だと思いますか? A) 5人 B) 50人 C) 500人 D) 5000人 E)    50000人

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【締切は6月4日!】署名に寄せられたメッセージたち(3)

不正なマウス実験を行い、子宮頸がんワクチンの薬害を主張する医師から名誉棄損裁判を起こされています。そのお陰もあって昨年末、「ネイチャー」誌などが主催する、正しいサイエンスを広める個人に与えられるジョン・マドックス賞を日本人として初受賞することができましたが、裁判の雲行きは怪しく、署名活動が始まっています。 裁判の背景をご存じない方はこちらを読んでください。特に第2章「サイエンスが暴いた捏造」に詳しく書いてあります。 署名のリンクはこちらです。 署名の締め切りは6月4日と

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5月25日発売の「クロワッサン」にインタビュー掲載

本日発売の「クロワッサン」の「あなたに伝えたい」で私のインタビュー記事が掲載されています。実は、女性誌が『10万個の子宮』を取り上げるのは初めて。改めて雑誌を手に取って思うのは、食べる物や着る服、インテリアやガーデニングなどと同じように、すべての女性にもっともっと自分のからだに関心をもって大切にして欲しいということ。そして、このインタビューを通じて本当に伝えたいのは どの情報が信じるに値するか それを判断する力が必要 これだけです。 ライター、フォトグラファー、編集者の

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署名に寄せられたメッセージたち(2)

「署名に寄せられたメッセージたち(1)」に引き続き、私の裁判についての署名に寄せられた応援メッセージを紹介していきます。署名していただいた順です。ざっとみたところ、半数以上が医療関係者や研究者からのもの。残念なくらい少ないのは、メディア関係者からのものですが、子どもをもつ親や日本の科学報道のあり方に疑問を持つ一般の方からのメッセージも多数あることに心が洗われます。 これを読んで感じるのは、皆さん、自分ごとのように心から応援してくださっているということ。子宮頸がんワクチン問題

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週刊「ダイヤモンド」の書評欄に『10万個の子宮』が取り上げられました

週刊ダイヤモンドの書評欄で玉井克哉さんが『10万個の子宮』が取り上げてくれました。本の内容を紹介する2段目あたり、舌鋒鋭く、書いた本人の私が少々圧倒されてしまいます。 本では、事実を淡々と書いています。note版は本よりも少し安く、リンクや動画を貼り、「note版「10万個の子宮」に寄せて」を書き下ろしています。 この本ができるまでの経緯については「メイキングオブ10万個の子宮」をどうぞ。短く読みたいという方には「10万個の子宮ができるまで」がお勧めです。

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村中璃子ニュースまとめ。【自分の腕で自分の耳を培養する現在。サルで子宮を培養しヒトに移植する未来】

今回は再生医療と移植のニュースを中心に。

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署名に寄せられたメッセージたち(1)

科学的な言論活動に対する誹謗、中傷、訴訟等を受けた者を支援する「守れる命を守る会」が、私に起こされた訴訟に関する署名を集めています。 コメントを残せる機能を追加していただいたところ、たくさんの応援メッセージが寄せられました。まずは、そのひとつひとつへの感謝の気持ちをこの場を借りて伝えさせていただきます。 これからメッセージのすべてを公開していきます。お名前は伏せ、メッセージに個人情報が含まれる場合にはその部分の修正のみさせていただきます。 署名は6月上旬に提出の予

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連載 Dr. 村中璃子の「からだノート」始まりました!

子育ては24時間365日のオンコール。「病気だって休めない」あなたと、あなたの大切な家族を守るため、医療や健康にまつわる知識を身につけよう。 来た来た!ポストを覗いたら来ていました。届いたのは、全国の保育園で親御さん向けに配布しているフリーペーパー「クルール・プロジェ」。 これから隔月ですが、子育て世代のみなさんの役に立つ医療や健康のあれこれを書いていきます。 気がつくと紙の媒体に自分の書いた記事が載るのは約1年半ぶりのこと。月刊紙でも週刊誌でもなくて、広告の多いフリー

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もう少し多くの病院・クリニックにご協力いただけませんか。

約1か月前に「子宮頸がんワクチンを打てるクリニックのリストを作ります」ということで、呼びかけを始めました。以下の記事の要領で、子宮頸がんワクチンを接種できる機関にご協力をお願いしています。 実は昨日、私の記事にクリニック名が掲載されると要らぬ嫌がらせを受けるのではないかと心配するドクターも多いと伺いました。また、すでにご協力の申し出があったクリニックからも、万が一の嫌がらせが分散するよう、ある程度数が集まってからの記事公開として欲しいとのご意見をいただいています。 現在ま

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撤回されたHPVワクチン薬害論文に「文科省科研費」国は責任をどう取る?

Scientific Reportsから、論文を撤回された子宮頸がんワクチンの薬害を主張する内容のマウス実験研究には、昨年4月1日より3年の文科省の科研費がついていた。2018年5月15日午前7時現在、この問題について指摘したメディアはない。 4,810千円 (直接経費 : 3,700千円、間接経費 : 1,110千円) 2019年度 : 1,560千円 (直接経費 : 1,200千円、間接経費 : 360千円) 2018年度 : 1,820千円 (直接経費 : 1,400

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今回だけ両論併記なぜしない?子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文撤回報道

日本人グループが書いた、子宮頸がんワクチンの毒性をマウス実験で示したというScientific Reportsの論文が撤回された。撤回には17か月がかかった。個人の書き手である私がこのニュースの初報となったが、報道機関にも呼び掛けたところ、毎日新聞、朝日新聞、産経新聞、共同通信が報じた。 日本の記者には英語の論文が読める人がほとんどいない。公共放送だろうが大手新聞だろうが、いちいち翻訳に出してから書くので報道が遅れる。今回は短い文章で私がウェブに翻訳を提供したが、もう少し語

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サイエンス誌も速報した子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文「撤回」。日本メディアも報道を

私もnoteで速報した子宮頸がんワクチンのマウス論文実験撤回について「サイエンス」誌も報じています。 「子宮頸がんワクチンによる神経障害を主張する論文撤回」 論文の筆者は、子宮頸がんワクチン接種後に起きている症状に名前までつけて薬害を主張する西岡久寿樹氏や、元日本小児科学会会長で横浜市立大学教授退官直前から反ワクチン運動家に転じた横田俊平氏など。私に研究不正を指摘され、名誉棄損訴訟を起こしている池田修一元教授らのマウス実験とは仲間ですがまた別のグループです。 「サイエン

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速報【子宮頸がんワクチン薬害マウス実験論文撤回】

速報です。子宮頸がんワクチンによる薬害を訴える人たちが「科学的な証拠(エビデンス)」として掲げていた日本人グループの論文、2016年11月”Scientific Reports” 掲載の「子宮頸がんワクチンと百日咳毒素を同時接種したマウスの視床下部破壊(Murine hypothalamic destruction with vascular cell apoptosis subsequent to combined administration of human papil

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