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WHOは3月20日から23日に開かれたWHOワクチン諮問委員会(SAGE)での議論に基づき、新型コロナワクチンの追加接種に関するロードマップを更新することを発表しました。 この更新は、ワクチン接種と感染により世界人口のほとんどが免疫をもつようになったことと、および、オミクロン株が中心的な流行株となったことを考慮して改定されたものであるとのことです。 日本の「少しでも効果があることは何でも続ける」姿勢にも一石ロードマップはもともと、リスクの高い人たちを守ることを通じて医療を
3月9日、ドイツ・ハンブルクのわが家の近所にあるエホバの証人の施設で銃撃事件が起き、8人が死亡(胎児1名、犯人1名を含む)、8名が重傷を負いました。事件の起きた教会の現在の様子については、こちらの記事に書いたとおりです。 聖書を額面どおり解釈することで知られるエホバの証人では、創世記9章4節、レビ記17章10節、申命記12章23節、使徒行伝15章28節29節などにある「血を避けるべき」とする聖書の一節に基づいて、輸血を禁じていることは有名です。 日本でも、エホバの証人の信
日本に帰国中だった3月9日、ハンブルクにあるエホバの証人の教会で銃撃事件が起きました。日本のテレビでも「7人が死亡、死者の1人は自殺した犯人のようだ」との速報が入ったので地図を見ると、現場はわが家からわずか1キロほどのところで、わたしもよく走っている運河のすぐそばでした。 どんな様子なのかと気になってアパートの隣人に連絡を取ると、当初は犯人は複数いて、逃走した犯人の方は近隣に潜伏しているとの情報があったため、近隣住民の携帯電話には外に出ないよう呼びかけるメッセージがひっきり
3月13日から着用は個人の判断に任されることになったマスク。 外すにしろ外さないにしろさまざまな事情があることはさておき、医学的に見たマスク着用の効果は現在、どのように評価されているのでしょうか。 日本の専門家の間では、マスクの着用、中でも全員でマスクをすること(ユニバーサルマスキング)に流行を抑える大きな意義があるとの主張がパンデミック開始当初から3年の経過した現在に至るまで圧倒的でした。 1本の論文だけで全員マスクの意義を強調 しかし、わたしの知る限り、日本の専
3月13日から、マスクの着用・不着用が個人の判断に任されるようになった。 しかし、日本ではマスクの着用はもともと義務でも何でもない。つまり、着用・不着用は、以前から個人の判断に任された問題だった。それでも、日本では、「個人の判断」で誰もがどこでもマスクをしていた。 外せるようになっても外したくても外せないそんな中、今朝はNHKが基礎疾患のある人が「重症化しやすい人も出かけられるよう、考えてマスクを外してほしい」と訴える映像を放送していた。 重症化しやすい人の不安はもちろ
3月8日は「国際女性デー」で、今週は子宮頸がん(HPV)ワクチン関連の話をする機会が続きました。 おはよう寺ちゃん残業中1つ目は普段はドイツからリモートで出演している「おはよう寺ちゃん」の番外編(おはよう寺ちゃん残業中)として、一時帰国中でスタジオにお邪魔したついでに撮ったこちらの動画です。 どこのメディアにも書いてない、子宮頸がんワクチンに関する最新の情報をまじめに話しているので、興味のある方にはぜひ聞いていただきたいです。 たぶん初公開となる、寺島さんとのツーショッ
2022年4月、 感染症流行対策イノベーション連合(CEPI) は2億ドルを、米国立アレルギー感染症研究所は4300万ドルを投じ、さまざまなコロナウイルスに効く「ユニバーサルワクチン」を開発するグループを助成すると発表しました。 日本はゼロ、開発にチャレンジする研究グループの数2022年4月時点でのラインアップは以下のとおりで、10ありました。ほとんどがアメリカのグループで、日本はゼロ。しかし、同じアジアでも韓国のSK Bioscience が入っています。 研究者によ