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日本でもコロナが落ち着きつつある今こそ、感染症法を読んでみませんか? 日本には、新型コロナ対策に大きくかかわる法律が2つあります 1つは感染症法、もう1つは予防接種法です。明治期にその基礎がつくられ、1990年代の改正で現在の形になったこの2つの法が、日本の新型コロナ対策のネックとなっていることはあまり知られていません。 一般の市民にとって「感染症法」、正式には「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」は、「新型コロナウイルスを5類感染症扱いに!」などと言
パンデミック以降、パンを買わなくなった。 自分で焼くようになったからだ。 きっかけは、ニューヨークタイムズが取材したサリバン通りベーカリーの「捏ねないパン」のレシピ動画だ。 ご主人のJim Laheyさんが「世界中のパン屋はこれだけのことしかやってない」「5歳児にも、いや3歳児にも作れる」と言っているとおり、レシピは、粉と水とイーストと塩を計って混ぜ、放置したものを焼くだけだ。この動画のお陰で、お店で買うしかないと思っていた表面のパリッとしたプロっぽいパンが、誰にでも簡単
プラハ中央駅のホームからベルリン往きの電車に乗ると、デッキに何人かが座りこんでいて、ずいぶんと混んでいるようだった。苦労して中に入ると、指定していた席に5歳くらいの男の子を抱いた若い男性が座っていた。 「すみません、この席を指定しているんですが」 英語もドイツ語も通じない。 男の子の父親かと思ったが、よく見ると顔にはあどけなさが残っている。15歳くらいだろうか。横の4人がけにいた金歯の目立つ高齢の女性が何かを捲し立てるように言うと、少年は子どもを連れ、表情ひとつ変えずに
「守れる命を守る会」は4年前の今日、国際女性デーに記者会見を開きいて「子宮頸がん予防HPVワクチン接種の積極的勧奨再開に関する声明」と「子宮頸がんから日本人女性の命と健康を守るための 科学的な言論活動を支援する声明」の2つの声明を発表しました。 関係者の努力が実り、来月から8年10か月ぶりに子宮頸がんワクチンの勧奨が再開します。接種の機会を逃した女性に対するキャッチアップ接種(定期接種年齢の小6から高1を過ぎていても無料で接種できること)も行われます。 今年の国際女性デー
日本では桃の節句だった3月3日、わたしの暮らすドイツのハンブルク市は小学校から高校に通う子どもたち25万人に特例を出し、2時限で下校してウクライナの反戦デモに参加することを認めた。 ずいぶん大人っぽいが、この記事のカバー写真は「No War(反戦)」のプラカードを掲げていた小学6年生の女の子たちだ。 ヨーロッパ第2の繁華街「レーパーバーン」の広場に集まった子どもの数は、木曜日の昼だというのに1万人。反戦デモというよりはカーニバルと言った雰囲気で、「授業がさぼれてよかった」
わたしの端末がカスタマイズされているのでしょうか。最近、「新型コロナワクチンの接種後に子どもの体調がおかしい」とか「子どもにワクチンを接種するな」といった記事をよくに見るようになりました。 これらの記事に共通していることがあります。 「毎日違う症状が出る」「学校に行かれなくなった」「接種から何週間もしてから“全身性“の症状が出た」「検査しても異常はなかった」「医師から精神的であると“心ない“ことを言われた」など
「私の故郷ハリコフは壊滅しました。次はあなたの故郷かもしれない」 ウクライナ国旗を掲げるハンブルク市庁舎前で黄色いベレー帽と青いセーターの女性が立っていました。「SNSにあげますね」と言ったら「ありがとう」と言われました。 Googleマップで検索するとわが家からウクライナ国境まで車で11時間半、距離にして1500キロ足らず、ちょうど東京から陸路で鹿児島に行くくらいの距離です。 確かに離れているのだけどそんなに離れていない、別の国だけど同じ陸の上にある、そんな場所で戦争