Webマーケター必見!オンラインイベントで集客する5つの方法
こんにちは。中野莉子です。
先日、経営者のお仲間から「オンラインイベントでの集客どうしてるんですか?」と質問されました。
私が運営するクラウドメイドマルシェは2ヶ月に1回ハンドメイド作家のオンラインワークショップイベントを開催しており、毎回100名以上のお客様にご来場いただいております。
今回は、当協会がオンラインイベントでどのように集客しているのかについて書いていきます。
オンラインイベントの集客方法
まず、オンラインイベントのインターネットを通じた集客方法は、大きく次の5つに分かれます。
Webサイト
イベントポータルサイト
DM(ダイレクトメッセージ)
SNS
Web広告
それぞれの集客方法の特徴や種類などを解説します。
1.Webサイト
Webサイトを利用した集客方法は、自社ホームページのトップページにイベント情報を掲載する方法と、イベント専用ページを設けています。
(1)自社ホームページ
自社ホームページは無料で情報発信できるだけでなく、すでに興味や関心を持っている人にアプローチできるので、必ずやっています。
ホームページには豊富な情報がまとめられているので、イベントの参加だけでなく、製品やサービスに興味を持った人が問い合わせや購入といった具体的なアクションを起こしやすいです。
Webサイトで高い集客効果を得るために、イベントに関するキーワードで検索されたときに検索エンジンに上位表示されるための施策を行っています。
これを検索エンジン最適化(SEO)といい、Webサイトの閲覧数を左右する大きな要因なのでしっかり戦略を練っています。
SEOは効果が出て検索エンジンで上位表示されるまでには、時間がかかります。
イベントの開催時期によってはユーザー獲得に効果を示さない場合もあるのでイベント企画初期段階から手を打ちましょう。
(2)イベント専用ページ
コーポレートサイトとは別にイベント専用ページを設けることもあります。
イベント告知以外にも、チケット販売、参加申し込み、顧客の行動分析、アンケートなどイベント開催に必要な機能が備わっているプラットフォーム型のサービスもあります。
プラットフォーム型のサービスを活用するメリットは、営業やマーケティングにも役立つことです。
イベント終了後のアンケートで連絡先を入手し、次回の開催時に案内メールを送付したり、Webミーティング機能を使ってその場で商談の日程を抑えることもあります。
プラットフォーム型サービスは集客の効率が良い反面、費用が発生します。
なかには無料プランが備わったプラットフォームもありますが、イベントの開催に十分な機能を使用するには、有料プランに切り替える必要がほとんどなので、事前に予算を組んでおくとよりスムーズです。
2.イベントポータルサイト
規模が100名を超える大きなものから数名のイベント、オンラインとオフラインなどさまざまなイベントをまとめて掲載されているのがイベントポータルサイトです。
イベントを探している人に対してダイレクトに発信できるため、興味や関心が高い人とマッチしやすいです。
無料で利用可能なイベントポータルサイトは多く、特に「こくちーずプロ」や「Peatix」がおすすめです。
こくちーずプロは認知度が高く、Peatixは700万人もの会員がいるため、より多くの人に情報を届けやすいという特徴を持っています。
3.SNS
InstagramやX(旧Twitter)、noteなどでイベントの告知も行っています。
SNSは無料で手軽に情報を発信できますし、すでに興味や関心がある可能性が高いフォロワーに情報を流すことができます。
SNSごとにユーザー層は違うので、イベントのターゲットに応じて利用するSNSを使い分けると効果的な集客ができるようになります。
SNSは拡散性が高く、たとえばXのリポストやInstagramのハッシュタグ機能を活用することによって、フォロワー以外にも情報を届けられます。
もともと興味を持っていない層にもリーチできるため、SNSでのイベント情報発信は必須です。
4.DM(ダイレクトメッセージ)
DM(ダイレクトメッセージ)は、おもに既存顧客にアプローチする方法として使っています。
DMの送付相手を選ぶ際は、イベントのターゲットと合致しているかの確認が必要です。
ターゲットからまったく外れる既存顧客にDMを送っても、イベントに参加しないどころか開封されないおそれもあります。
既存顧客のリストを作成し、しっかりターゲティングした上でDMを送りましょう。
またDMの開封率を測定できると、問題点や改善策を見つけやすくなります。
未開封の割合が多ければ、タイトルを工夫したり定期的にお役立ち情報のDMを送り続けることで、開封率が向上することもあります。
5.Web広告
Web広告は即効性の高さとターゲットの選別ができるのが魅力です。
広告の出稿から配信までの期間が短く、イベントの開催まで時間的余裕がない状況でも、集客効果を発揮してくれます。
Web広告は、とても奥が深くどんどん新たなものが増えています。
なかでも、まずはこれをやっておいたほうが良い広告を4つご紹介します。
(1)動画広告
(2)検索連動型広告
(3)ディスプレイ広告
(4)Facebook広告
(1)動画広告
動画広告はYouTubeの動画コンテンツを視聴中に流れてくる広告をイメージするとわかりやすいでしょう。
動画広告はコンテンツに割り込んで再生されるため、ユーザーがストレスを感じやすい反面、注目を惹きやすいのがメリットです。
また映像とBGMを駆使し、広告対象の魅力を効果的に伝えられます。
表現方法が豊かな動画広告はキャッチーな内容にして、活字慣れしていない子どもや外国人にもアピールでき、ターゲットを絞ったマーケティングもしやすいといえます。
YouTubeは日常生活に根付いた媒体なので、広告を出すことで一気に認知してもらえるのが強みです。
(2)検索連動型広告
検索連動型広告は、インターネットで特定のキーワードで検索をかけた人に対して、広告を配信する方法です。
キーワードと関連性が高い広告が配信されるため、興味がある人に対して効果的なアピールが可能です。
たとえば「大阪 飲食店」というキーワードで検索をした人は、大阪でおすすめの飲食店はどこか気になって検索したと考えられます。
そこで大阪の飲食店に関する広告を配信すれば、クリックされる確率は高くなります。
対象を絞って広告を出すことができるので、無駄が少なく、優れた費用対効果を見込める方法です。
(3)ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWebサイトの広告枠に画像や動画、テキストを流す形で行われ、バナー広告と呼ばれる場合もあります。
GoogleやYahoo!などの検索エンジン上に表示されるので、認知拡大効果が見込めます。
ディスプレイ広告の大きな特徴は、まだ課題を認識していない人や悩みはあっても具体的な行動を移すまでに至っていない人、いわゆる潜在層に対して訴求できることです。
ディスプレイ広告は検索連動型広告と比較し、クリック単価が低いため、同じ予算でより多くの人を誘導しやすいという特徴も持ちます。
ただし、検索連動型広告よりも潜在層からリードへの獲得には繋がりにくいのがデメリットです。
ニーズが明らかで行動意欲が高いユーザーにアプローチする検索連動型広告と比べ、潜在層も含む幅広い対象に向けて配信するディスプレイ広告は、申し込みや購入に繋がりにくいです。
ターゲットにしたいユーザーに合わせて検索連動型広告・ディスプレイ広告を使い分けることが重要です。
(4)Facebook広告
Facebook広告はFacebookに表示されるSNS広告の一種で、Facebookのアカウントを持っていれば広告を出せる手軽さが特徴です。
Facebook広告のメリットは細かく条件設定ができるため、ターゲティングの精度は高いといえます。
ターゲットが明確であればあるほど、Facebook広告を利用する価値は高くなります。
年代や性別、趣味、嗜好まで詳細な条件を設定可能です。
またInstagramやMessengerなど他のSNSにも出稿できます。
Facebookはログインして利用するSNSであるため、スマホやPCなどデバイスをまたいで使うケースでも、人ベースの行動分析が行われます。
従来のWebブラウザごとの分析と比較し、より正確にユーザーの行動を捉えることができます。
まとめ
今回は、オンラインイベントの集客方法の種類と、当協会が取り組んできた中でのおすすめをご紹介しました。
どんなに良い商品やサービスを持っていても、情報が届かなければ売れることはありません。
まずは、いろんな方法を実際に手を動かして実践していくのが、一番の近道です。
当協会では、SNSでの集客を段階的に学べる「ブランディングコース」サービスを提供しております。
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