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【要点まとめ】『「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方』- 勉強編

現役保育士・日本語教師オススメ本
『「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方』

この本に関しては、参考にできそうなポイントがたくさんあったため、「生活編」「勉強編」とわけてまとめてみました。
特に中学受験などを考えていないご家庭でも、日ごろの生活の中で意識しておくと良さそうなポイントがたくさんありますので、ぜひご参考まで◎

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「生活編」はこちらから。

ちなみにこの本を書いた佐藤亮子さんの別の著書『3歳までに絶対やるべき幼児教育 - 頭のいい子に育てる』についても要点をまとめていますので、目を通してみてください。

①勉強の基本編

  • 生活の一部に勉強がある導線をつくる
    子ども部屋をつくらず、リビングに机を置く。食事をするところと勉強机の距離をあまり取らないことで、「勉強→食事→勉強の戻る」の流れがスムーズに。

  • 文房具をケチらない
    文房具は「高ければいい」というものではなく、子どもに試させて使いやすいものを見つけること。
    勉強の効率を上げるためにケチらないこと。
    お気に入りが決まったら、まとめ買いしておく。

  • 参考書の整理は100円均一のボックス
    ボックスを教科ごとにつくり、そこに参考書や資料集、プリントなどを入れておく。いちいち探す手間が省ける。

  • 成績が良くても傲慢な子に育てないコツ
    井の中の蛙にならないために、「できる子がゴロゴロいる」環境に放り込むのは大事なこと。また「親が友達と比べない」こと。
    受験は「他人との競争」ではなく「自分との闘い」で、他人ではなく自分の努力。

  • 時間ではなくノルマで
    「○時間勉強させる」ではなく、「今日何をすべきか」をリストにし、それが終わるまでは遊ばせない。

  • 基本に戻ることを恐れない
    習ったはずの箇所がわからない場合、どこからつまづいているのか基本からやり直してみる。どこでつまづいたのかが見えたら、そこを徹底的に取り組む。

②幼児教育編

  • 「読み・書き・計算」を
    子どもにはとにかく「読み・書き・計算」を。
    幼児期に英語を先取りするより、日本語能力をまずは徹底的に伸ばすこと。
    理論的に考えるには算数が大切。算数の問題を読み取るためには国語が大切。早い段階から「読み・書き・計算」の3点セットをできるかぎり先取させること。

  • 知的好奇心を伸ばす
    たとえば散歩のときには事典を持ち歩き、葉っぱや花、昆虫を調べてみる。動植物の名前を覚えることが目的ではなく、「知らないものを知る楽しさを教える」ことを意識する。

  • 幼児期の勉強のポイントは「先取り」
    「この年齢はこれ」にとらわれず、どんどん先に進ませる。学校の勉強が2回目になっても、2回真剣に聞き、また新たな何かを吸収しようとする姿勢が大事。

  • 書き順は守らせる
    効率の面でも書き順は優れている。

③小学校編

  • テストは一緒に「ヤマ」をかける
    楽しみながらテスト勉強に取り組める。

  • 国語
    親の音読+解説で、国語の成績は上がる。
    子どもたちは自分の見ている世界しか知らないので、長文問題、特に小説やエッセイの心の機微をつかむことが難しい。親が音読をしながらコメントや解説を入れることで、子どもも理解がしやすい。

  • 理科・社会
    理科や社会は、親が事典を見せて記憶づけたり、歴史の問題では資料を見せたり、少しのサポートで記憶の定着が変わってくる。
    「見せること」「聞かせること」が親のサポート

  • 敬語
    敬語の問題はテストでも頻出の分野。社会人になってからも役に立つので、ある程度知識を叩き込むことは必要。

  • 地理
    小学生にとって地理は覚えづらいもの。行ったことも見たこともない地域の歴史や特産品まで覚えるのは興味も出ない。そこで『るるぶ情報版』シリーズ(JTBパブリッシング)を使うと、行事や歴史もビジュアルつきで覚えることができ、地理を身近に感じられる。

  • 集中力
    集中力のない子は15分単位で科目を変える。15分で解けそうな問題を選んで付箋を貼り、それを15分ごとに強化をかえて取り組む。
    それを続けることで、集中力が持続するようになってくる。

  • 暗記
    ご飯の時間を暗記の時間にする。
    四字熟語や理科や社会は覚えづらいので、子どもの苦手な部分をごはんの時間に読み上げる。少しコメントや解説を入れて印象付け、繰り返すうちに覚えていく。

④中学受験編


  • 「なんとなく塾へ行かせれば安心」ではなく、どこへ目指し何のために入れるのかを親が考えた上で通わせる。親が入塾のときに責任を持って下調べをし、さらに宿題は100%させるという方針を貫かなければ塾に行かせる意味はない
    塾選びのポイントはテキスト
    候補になっている塾のテキストはできるだけ見せてもらって、その上で判断する。いいテキストとは、「この問題ができたら、これをやってみよう。これができたら、こういう応用もあるよ」と生徒を導いてくれるようなもの。
    また、本当にレベルの合った授業を受けさせることができるため、クラスがはっきりと分かれている塾が良い

  • 中学校の選び方
    なんとなく近くの学校に進学させるのではなく、教育方針で選ぶ
    小学生の子どもは自分の環境を正しく選ぶことはできたいので、中学受験までは親がしっかり判断してあげるべき。
    行きたい学校より「できるかぎり上」を狙う。中学受験は大学受験と違って、傾向と対策に汎用性があるので、実力さえつければどこにでも受かる。

  • プレッシャー対策:過去問
    6年生の夏から入試本番の冬まで、過去の過去問をくり返し解く。

⑤中学・高校編 

  • 個性を活かして勉強させる
    子どもの性格は千差万別。それぞれの子どもの性格に合ったオリジナルの方法で育てるべき。

  • オンオフの切り替え
    すきま時間を使って勉強するのは、受験直前のみ。
    受験生としての1年間のスパンでのオンオフ、また1日のオンオフの意識づけをしてあげることで、子どもも休息時間を持つことに罪悪感を持たない。
    勉強ができる子ほどオンとオフをしっかり切り替えられる。しかしそれができない子なら親がオンオフと誘導してあげた方が良い。

  • 電子辞書と紙の辞書
    電子辞書であっても豊かな言語感覚は身につく。受験勉強においては電子辞書の方が効率が良い
    唯一紙の辞書で使ったのは「固有名詞辞典」。固有名詞は普通の辞書に載っていないことが多いため。

  • 定期テスト
    受験に不要な科目でも手を抜かない。「捨て科目」があると、テストをおろそかにする癖がついてしまう。
    毎日まじめに勉強していなくても、要所要所を押さえることが大切であり、そのポイントとして中間・期末テストがある。一回一回のテストや模試を大事にしない子どもは、結果的にどこでつまずいたかがわからなくなってしまう。

    テスト勉強は2週間前から。またテスト期間のタイムスケジュールは親が作成する。「やるべきことを書き起こす」習慣、目に見える形にすることが大事。

⑥大学受験編

  • 大学受験の心構え
    「浪人していいよ」とは言わない。高校までに済ませるべき18年間の勉強を18年間で終わらせ、絶対に一発で通るぞという気合が必要。

  • スケジュール
    子どもがさぼってしまったとして、その時間は責めたところで戻ってこない。具体的な数字にして挽回の方法を見せてあげるのが一番いい方法。

  • 過去問の活用
    センター試験の過去問は、次の5ステップで解くのがコツ
    ①年度ごとにバラバラにわける
    ②わけた問題部分の表紙の解く日付を入れる
    ③解説に実施年度のインデックスをつける
    ④間違えた問題は解説部分を色鉛筆で囲む
    ⑤問題は3回解き、2回目以降も間違えた問題の解説は違う色鉛筆で囲む

  • 受験に関係のない科目
    定期テストがあるうちはすべて100点を目指すべきだが、受験生になったら不必要な科目は捨て去る。受験は無駄なことをしていては通らない。

  • 志望校選びでやってはいけないこと
    ①むやみやたらに志望校の偏差値を下げ、確実を狙おうとすること
    →受験は常に上を目指していないとあっという間に沈んでいく。
    ②親が「○○大学に行きなさい」と言うこと
    →親の仕事は「子どもの才能を最大限伸ばすようお手伝いすること」であり、目標設定をすべきではない。ただし、目標設定が適切かは見てあげること。
    ③兄弟で志望校を合わせること
    →能力や夢が違うのではあれば、志望校は違って当たり前。

  • 苦手対策
    3回間違えた問題は、紙に大きく書いて壁や天井に貼る。色でイメージをつけると効果大。
    どうしても覚えられない単語や年号があるときは単語カードにちまちま書くのではなく、ダイナミックな文字や色で目に飛び込んでくる工夫を。

  • 受験本番に重要なポイント
    ①ゲンを担がない
    →万一それを忘れた時に動揺してしまうため。
     頼れるものは自分の頭とペン、消しゴムという状態にしておくべき。
    ②試験会場まで親が付き添う
    →受験以外のことで子どもが気を揉むことがないように。
    ③前々日、前日に焼き肉やお寿司を食べない
    →食中毒でお腹を壊さないため。

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