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憧れの人

昔憧れてた人がいたんです。恋愛での好きとは違うけど、本当に大好きで、笑顔が見たくて、良いところ見せたくて頑張っちゃう。…みたいな。今考えると、子どもなりに恋してたのかな!??って思っちゃうような人がいました。
中2の時の担任の先生でした。先生に「頑張ってるな」と思って欲しくて、勉強も部活も頑張ったし、クラスのことも率先してやって、先生を見つけたら走って会いに行っておしゃべりしてもらってました。

そんな先生と10何年ぶりに再会しました。偶然なんですが、同じ研修会に参加していて、講話の時に見つけてしまいました。
あの時みたいに心臓がばくばくして、見間違いじゃないか何度も確認して。なんて声かけよう、いつ声かけよう…なんてぐるぐる考えているうちに講話終了。帰る準備をしている先生を見て行かなきゃ!と思い、出口に先回りして声をかけました。
相変わらず爽やかで見た目も全然お変わりなく、昔みたいにまたドキドキしちゃう〜!?と思ったんですが…。

駅まで一緒に歩いて、まさかの自宅の最寄駅がご近所だったので一緒に電車に乗り、たくさんお話ししました。
先生は何も変わっていなくて、なんなら、さらに洗練された大人の男性になられていたんですが、昔のようなドキドキにはならなくて。

何がどうってオチはない話なんですが、若いときの感情ってなかなか味わえなくなるんだなぁと思いました。
あのときの気持ちが「憧れ」だったのか、「恋」だったのか、今で言う「推し」だったのかわかりませんが、感情は永遠じゃないんだと改めて感じた出来事でした。

あんなに強かった気持ちも、いつの間にかに忘れちゃうんだから、マイナスな感情なんて
「いつか忘れるから♪」
ぐらいの気持ちで生きていきたいです。
ただ、「好き」の気持ちは大切にしていきたい。

そんなことを考えたある日でした。研修も(面倒だけど)出会や再会があって良いですね。

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