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学習支援の現場の声を聞く「ボラカフェ」を開催しました!|ゲスト:彩の国・子ども若者支援ネットワーク

こんにちは!noteを開いてくださり、ありがとうございます!
学生コーディネーターの池田です。

7月3日(木)に新座キャンパス、7月4日(木)に池袋キャンパスにて、生活保護世帯や生活困窮世帯の子どもを対象にした学習支援事業「通称:アスポート学習支援事業」を運営されている「一般社団法人 彩の国子ども・若者支援ネットワーク」のスタッフの方々をお招きして、「ボラカフェ」を開催しました!

ボラカフェの様子@新座キャンパス

ボラカフェとは?

「ボラカフェ」は、ボランティアカフェの略称です。カフェのようにゆったりとした雰囲気の中でボランティアについて知ることができる、そんなイベントを目指して、ボランティアセンターのスタッフと連携しながら学生コーディネーターが企画・運営しています。

「ボランティアには興味があるけれど、何から始めたらいいのか分からない」「どんな団体があるのか情報を知りたい」などの悩みや疑問を抱えている学生に対し、ボランティア経験のある学生やボランティア団体などから具体的な話を聞いたり、交流したりすることができる機会を提供することで、ボランティア活動への参加のハードルを下げ、これから‟参加の一歩“を踏み出す学生の背中を押すことができればと考えています。

今回は、毎年多くの立教生が活動している学習支援教室の運営団体「一般社団法人 彩の国・子ども若者支援ネットワーク」の方をゲストに迎え、「子どもの学習支援をやってみよう」と題してボラカフェを開催。
元々、同団体から「ボランティア登録会」開催の要望があり、今回はそれを実現させたイベントですが、学生コーディネーターは、お昼休みに実施した「ボラカフェ」の企画・運営を担当しました。

「一般社団法人 彩の国子ども・若者支援ネットワーク」について

同団体は、2010年に発足。現在、「埼玉県 生活困窮者自立支援制度 学習支援事業(通称:アスポート学習支援事業)」の事業受託団体となり、生活困窮世帯の子どもたちを対象に、埼玉県内の各市町村で学習支援を行っています。
学習支援教室の運営には、同団体の学習支援員・学習専門員に加えて、大学生や社会人のボランティアが参加しており、立教大学の学生も多く参加しています。

また、本学では、立教サービスラーニングセンターの実践系科目「RSL-ローカル(埼玉)」の授業運営にもご協力いただいています。

当日の様子

新座で実施した「ボラカフェ」には学生5名、登録会には6名の参加がありました!
BGMを流し、カフェのような雰囲気をつくったうえで、各自持参したお弁当やお菓子を食べながらゲストのお話をお聞きしました。団体紹介の後には、小グループに分かれて短い距離間で話せるようにし、ゲスト(支援員)の方々と交流しながらさらに話を深掘っていきました!
ボラカフェ後の登録会にも多くの学生が参加していたようです。

池袋で実施した「ボラカフェ」には学生4名、登録会には2名の参加がありました!
新座と同様、飲み物やお菓子、BGMを用意し、カフェのようなゆったりとした雰囲気の中で、ゲストの方々からお話を伺いました。

左が学生コーディネーターの山崎@池袋キャンパス
ボラカフェの様子(池袋キャンパス)
登録会の様子@新座キャンパス

ゲストの方々からのメッセージ

「学習支援は“受け止める“ことが大切」
ー アスポート学習支援事業 コーディネーター 横田さん

横田さんは元々高校で国語の先生をしていたそうです。「彩の国子ども・若者支援ネットワーク」では、ボランティア担当として、ボランティアと学習支援教室(現場)を繋ぐ活動をされています。

そんな横田さんは、アスポートでの学習支援は“受け止める“ことが大切であるとお話しされていました。
子どもたちは「自分たちを見て欲しい、話を聞いて欲しい」という思いが強く、教室に来たとしても話しているだけで終わることもあるそうです。
そんな状況でも、焦らずに受け止めること、子どもたちと向き合うことが大切であると話されていました。

連携して子どもを支える雰囲気が出来あがっています
ー アスポート学習支援事業 ボランティア担当 折原さん

折原さんは10年ほど前に、同団体のボランティアをしており、現在は学習塾とWワークをしているとのことでした。横田さんと同様にボランティア担当として、ボランティアと学習支援教室を繋ぐ活動をされています。

初めてボランティア活動に挑戦する人は、「自分には何もできないのではないか」と不安に思う人も多いかもしれません。
しかし、皆さんが難しいと思うようなことは、他の人も難しいと思っていることが多いです。「アスポート学習支援教室では、ボランティアに参加している人同士がコミュニケーションをとり、連携して子どもたちを支えていくような雰囲気をつくっているので、初めての方でも安心して参加できます」と話されていました。

左が横田さん、右が折原さん@池袋キャンパス

・・・ 体験談 ・・・

〜学習支援活動に実際に参加してみて〜

実は僕も、アスポート学習支援における昨年度の活動にボランティアとして参加させていただいたことがあります。

とある市の「ジュニア・アスポート事業(小学生対象)」の教室で活動したのですが、そもそも「アスポート事業(小・中・高校生対象)」を選ばなかった理由は、僕が結構人見知りで、中学生や高校生だと気を遣ってしまい、うまく話せないのではないかと考えたからです。

ジュニアの教室に行ってみると、子どもたちは自分のことに集中していました。僕については、「なんか初めてみる人がいるな」くらいの反応だったと思います。
しかし、勉強でわからないところがある時やサッカーをしたい時などは声をかけてくれて、最終的にはすごく仲良くなれました。

この経験から僕が感じたことは、「子どもたちに何かしてあげなくちゃ」と変に構える必要はないということです。
僕たちにはそれぞれ違った事情があるように、子どもたちには子どもたちの事情があります。大事なのは、子どもたちが誰かに頼りたいときに、頼れる人がいることなのではないかと思います。初めてのボランティアだろうと、変に構える必要はなく、頼ってくれた時のために備えておこうくらいの気持ちでいいのではないかと思いました。

子どもたちと関わるのはすごく楽しいです。皆さんもぜひ参加してみてください。