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学生コーディネーターが、新座市にある「十文字学園女子大学ボランティアセンター」に潜入!

こんにちは!立教大学ボランティアセンターの学生コーディネーターです!

私たちは、12月5日(月)に「十文字学園女子大学ボランティアセンター」に行ってきました。
そこで学生スタッフやボランティアコーディネーターの方からお聞きしたことなどをこちらに記していこうと思います!


ボラセンの課題を解決するために…

立教大学のボランティアセンターには、いくつかの課題があります。
例えば、学生にあまり認知されていない点や地域とのつながりを作る機会が少ないといった点です。

今年度、私たち学生コーディネーターは、自分たちが感じる課題を共有したうえで、活動の方向性を明確にするために『学生コーディネーターMISSION2022』をまとめ、それをもとに企画を準備してきました。

〜学生コーディネーターMISSION2022〜

  1. ボランティアセンターの活動の見える化
    現状としてボランティアセンターの中身(取組や人、情報など)が見えにくい状況にあり、学生がアクセスしにくいということが大きな課題となっているため、ボランティアセンターの活動やそこに関わる人などを広く知ってもらうことで、安心してボランティアセンターに来室できるようにしていく。

  2. ボランティアの魅力の再発見・発信
    「ボランティア」という言葉の硬さ・分かりにくさ・特別感などが学生の中にあり、活動に参加するうえでのハードルが高くなっているため、一部の価値観に偏ることがないように、学生コーディネーター自身が「ボランティア」に対する考えを深めたり、その魅力を再発見したりしながら、それらを多くの学生に伝えていく。

  3. 人と人とを繋げるきっかけをつくる
    ボランティア活動への一歩を踏み出しやすいような環境づくりに取り組むことで、学生が学内外に限らずコミュニティを広げ、多様な人とつながっていけるようなきっかけをつくっていく。

十文字学園女子大学ボランティアセンターに潜入!

今回は、立教ボラセンをより多くの学生が利用しやすい環境にするためのヒントを得るため、十文字学園女子大学ボランティアセンター(以下、十文字ボラセン)を見学させていただきました!

▼「十文字学園女子大学ボランティアセンター」について
ボランティアをしたい学生が様々なボランティア活動に出会える場所です
▼「十文字ボラセンの学生スタッフ」
ボランティアの魅力や楽しさを学内外へ発信するために活動している有志の団体です。
「広報活動」「ちょこボラ」「ボラセントーク」「研修」「スタッフ間交流」を軸に活動しています。

当日いただいた資料より

ピンクの引き戸に薄緑の壁で柔らかい色合いのお部屋が十文字ボラセンです。その部屋の色合いは、最近ボラセンの場所が変わった際に、学生スタッフが教職員に提案して決めたそうです。
部屋を見まわした際に気になった箇所やボラセン内の装飾などについても丁寧に教えていただきました。

また、下の写真に写る窓には、学生スタッフお手製の季節感あふれる装飾も見られました!

外から見た「十文字ボラセン」の様子

■ 参考にしたい活動

ここからは、お話聞いた中で気になった活動について紹介していきます!

”ちょこっとボランティア”題して 「ちょこボラ」

空きコマなどを使って気軽に学内で取り組むことができるボランティア活動として毎月5の倍数の日に実施しているそうです。

気軽に参加できる学内ボランティア活動として、「クリーン大作戦(学外清掃)」「使用済み切手の整理」「ベルマークの仕分け」などを実施しているとのことでした。
「定期的に」「単発の活動」という点で、ボランティア活動への参加のハードルを下げ、学生が気軽に参加することを可能にしているように感じました。

また、ボラセン前の廊下には、ちょこボラの参加者の感想が集まった「ちょこボラの木」が掲示してあったのですが、参加者の口コミや感想が読めることで、学生がボランティア活動をより身近に感じられるのかもしれません。

ボラセン前に掲示していた「ちょこボラの木」

センター情報誌「Jボラ通信」

広報活動においては、学内向けにセンター情報誌『Jボラ通信』を作成しており、一斉メールに添付して発行しているそうです。
その文章などは学生スタッフが作成しているとのことで、学生の主体性がとても大事にされているように感じました。

『Jボラ通信』に限らず、他の取組みでも学生が企画・運営を行い、地域の団体と連携をとっていることも印象的でした!

「学生スタッフの交換ノート」

それから個人的にいいなと思った活動は、「交換ノート」です。
ボランティアセンターに来た学生がメッセージやつぶやきを書き残していくためのもので、学生スタッフ間の交流を図るために作ったそうです。

■ 両大学で共通する課題

互いの取組みについて情報交換した中で、両大学で共通する課題として挙がったのは、「学生スタッフや学生コーディネーターが集まって話す時間がとりにくいということ」です。

学部や学年が違えば時間割が異なるため、ミーティングの日程調整をしても結局全員が出席できる日はなく、空いている人だけで話し合わざるを得なくなってしまいます。
そのような中で学生同士のすれ違いを軽減させるためにも、実際にボラセンを訪れた学生同士がノートでやり取りするという「交換ノート」のシステムはとてもおもしろいと思いました!

お昼には、5、6人の学生がお昼ご飯を手にボラセンに集まってきていました。ボラセンが「みんなの集まる場所」になっていて、ほほえましかったです。


今回の訪問で得た新しい活動を参考に、立教大学のボランティアセンターをもっと盛り上げていけるように取り組んでいきたいと思います。

今回は十文字学園女子大学ボランティアセンターの教職員、学生スタッフの方々に大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!