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【今の仕事を続けていいのかモヤモヤする人へ】「少しだけ」の積み重ねで社会人人生が大きく変わった話

こんにちは、栗花堂のくりっきーです。

今日は私がKDDI新卒4年目に社内公募で異動し、社会人人生が大きく変わった話を紹介します。

当時は何かを変えたくてガムシャラに動いていましたが、振り返ると「少しだけ」の積み重ねが結果的に大きな変化になりました。

このまま今の会社、仕事を続けていていいのか、何となくモヤモヤしている方の参考となるよう「少しだけ」のポイントについて3つご紹介します。


①「少しだけ」今のコンフォートゾーンを飛び出してみる


コンフォートゾーン

日々普通に生活していると、会社の同僚、家族などと過ごす時間がほとんどで、コンフォートゾーン(ストレスのない居心地の良い状態)にいる時間が多いかと思います。

ある程度生活がルーティン化しており、マンネリ化して、快適だし楽ではあるけど、本当にこのままでいいんだっけという漠然とした不安を感じるときもあるのではないでしょうか。

私も社会人生活4年目くらいで仕事に慣れてきて、ある程度社内での習慣や立ち回り方もわかり、怒られたり失敗することもほぼなくなっていました。

仕事の時間以外では、飲みに行ったり、趣味のテニスやゴルフをしていましたが、ある程度メンバーも固まっていて、いつも同じ同僚、友人などと楽しく過ごしていました。

しかし漠然と、俺の人生これでいいんだっけ、、、?このまま死んでいっていいのか、、、?という不安はふとした時に浮かんでは消えていました。

そんな時に出会ったのが「IoTイノベーションチャレンジ」というビジネスコンテストでした。

社内の有志メンバーで出場するという連絡が回ってきたため、これならいきなり転職や起業をするほどハードルも高くないし、少しだけ今のコンフォートゾーンを飛び出してみようと考えました。

そのビジネスコンテストのアイデア出しのワークショップで「デザイン思考」という手法に出会います。

デザイン思考(でざいんしこう、英: Design thinking)とは、デザイナーがデザインを行う過程で用いる特有の認知的活動を指す言葉である。

Wikipedia

自分の中では衝撃が走り、さっそくこの手法を今の仕事に取り入れたい!と思うようになりました。

②「少しだけ」今の仕事に新しい考え方を取り入れてみる

デザイン思考を業務に取り入れたいものの、プロジェクト内で最年少の若手からいきなり、「商品企画の手法にデザイン思考を取り入れましょう」は、なかなか提案が通りづらいです。

まずは少しだけ取り入れてみようということで、当時開発を担当していた先輩社員に相談してみました。

開発担当の先輩も新しい機能のアイデアに悩んでいたようで、デザイン思考を活用したアイデア出しのワークショップを若手でやってみよう!ということになりました。

本部内の若手を10名弱集め、さっそくデザイン思考のワークショップに取り組んでみました。

営業・企画・開発と様々な視点を持ったメンバーが集まったことで、今まで思いつかなかったようなアイデアも生まれました。

これを本業に取り入れたいという思いがますます強くなっていきます。

③「少しだけ」新しい分野で活躍している人に会ってみる

次に部署を異動する、もしくは転職するときには、「デザイン思考」を活用したい!という思いが日に日に強くなっていました。

2018年当時は「デザイン思考」もまだ馴染みのない人が多く、経済産業省が2018年5月に「デザイン経営」宣言を公表したことで、その元となったデザイン思考にも注目が集まってきた頃でした。

デザインは、企業が⼤切にしている価値、それを実現しようとする意志を 表現する営みである。それは、個々の製品の外⾒を好感度の⾼いものにする だけではない。顧客が企業と接点を持つあらゆる体験に、その価値や意志を 徹底させ、それが⼀貫したメッセージとして伝わることで、他の企業では代 替できないと顧客が思うブランド価値が⽣まれる。

経済産業省:「デザイン経営」宣言

2018年9月、ちょうどデザイン思考について独学で勉強していた頃、社内にデザイン思考を活用したビジネス開発組織が立ち上がりました。

次は絶対この部署に異動したい!それが叶わなければ転職しようと強く思っていたところ、幸運なことに1月に社内公募が発出されました。

さっそくこの新しい分野で活躍している人に会ってみたいと感じ、その部署のリーダーの方にアポを取り、少しだけ会いに行きました。

同じ会社とは思えないくらい洗練された職場で、当時はそのリーダーと社員の方2名体制でしたが、お二人とも目を輝かせていました。

社員の方からは「是非一緒に働きましょう」と言っていただいたのを覚えています。

これは後に分かったことですが、数十名の社内公募への応募があった中で、直接会いに行ったのは私だけだったそうです。

人見知りで初対面の人と話すのはかなり苦手ですが、少しだけ勇気を出して会いに行ってみてよかったです。

結果的に28歳の部署内最年少で新規事業部署への異動が実現しました。

最後に

私の社会人人生においてターニングポイントとなったこの異動ですが、結果的に大きな変化ではあったものの、きっかけは常に「少しだけ」の変化を積み重ねたものでした。

少しだけ外に飛び出してビジコンに出てみて、そこで知った新しい手法を少しだけ仕事に取り入れてみて、その新しい分野で活躍する人に少しだけ会ってみました。

この「少しだけ」の変化が、人生の波を微分したときの傾きに大きな影響を与えたのだと思います。


少しだけの影響力

もし何となくマンネリ化した生活を送っている方がいらっしゃれば、この「少しだけ」の変化を是非生活の中に取り入れてみて欲しいです。

また、私にはこの「少しだけ」に関連した一番好きな数式があります。

『1.01 の法則』『0.99 の法則』

一日1%でも成長すれば一年後には約38倍に。
一日1%でも退化すれば一年後にはほぼ0に。

ほんの少しだけの変化でも日々の積み重ねで大きな変化になります。

結果的に私はこの異動が実現したことで、20代で沖縄でのDX拠点の新規立ち上げという面白いプロジェクトに携わることができました。

この話もまた次回投稿しようと思います。

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