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独身男が保護犬を迎えてみて思うこと

「保護犬の譲渡条件が厳しすぎる…。」

これよく聞きますよね。
実際に保護施設のHPや里親募集のサイトなどを見ていると、単身者や共働き、小さな子どもがいる家庭、高齢者などは断られることもあるようです。

飼育環境なども厳しくチェックされて、トライアルを経てようやく里親に…。

確かにわかるんですけど、これありきとなると少し疑問に感じています。その人の「人となり」を1番に見てほしい。環境とかの前に、その人がその犬を幸せにしてくれる人なのかの見極めが最も大切なのでは?と僕は思っています。

今回はその中の「条件が厳しい問題」について個人的な想いを書きます。

 僕がリキを迎える前、実は別の保護犬に面会しに行ったことがあります。当時住んでいた部屋では飼える犬の大きさに制限があり、結局その子を迎えることはできませんでした。その後、別の場所で条件に合った犬と出会い一緒に暮らすことになります。それがリキです。

どちらの担当者さんも僕の想いを聞いて下さり、譲渡を快く承諾してくれました。きっと単身者であるということよりも、「この人なら幸せにしてくれる」「任せて大丈夫!」と思ってもらえたからだと思っています。

何が言いたいかっていうと、迎えた犬に愛情をたっぷりたっぷり注げる人間かどうか。それが環境のデメリットを上回るはずなんです。

それが、愛情深い人間性≪環境 となってしまうと、保護犬たちが幸せになれるチャンスを狭めている気がしてなりません。

環境の重要性は十分にわかっています、十分に。病気や怪我をしたら?とかもわかります。でもそれはリスクの確率の話であって、何人家族だろうが起こりうること。賛否あるかもしれませんが、あえて言いたい。

リキは絶対に僕の元へ来て幸せです。絶対!!

もし単身者だからとか、共働きだからとかで保護犬を迎える事を諦めようとしている方がいたら、『想い』を聴いて下さる所を探してみて下さい。県外に足を運んででも。

そして今の自分に出来うる限り環境を整えてお迎えして下さい。

僕はリキを迎えたあとに、転勤が必須だった会社を辞めて地元へ帰りました。なるべく一緒の時間を地元で過ごしたかったからです。何かあった時に一時的に見てもらう場所も決めています。そして犬に関わることがしたくて起業しました。それだけの強い想いがありました。

リキを迎えてからはや4年。あっという間の4年間。リキと出会えて僕は本当に幸せです。

仕事しかやりがいがなかった独身男と、家族のいなかった保護犬が出会った先にはこんなに素晴らしい暮らしが待っていたんです。

保護犬の活動や発信など大きなことはできないかもしれません。ただ自分がリキとの暮らしを楽しむだけ。それが1番なのです。




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