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わし流 ゲイ…じゃなかった、芸術の秋2021③「Summer of 85」MOVIX昭島…序盤に熟女が少年を脱がせるシーンがあってドッキリ

設定年代も近い「君の名前で撲を呼んで」(こちらはたしか83年)といい、古くは「モーリス」といい、いわゆるボーイズラブものには名作がけっこう多い。なんでかというと、異性間には打算があることが多いけど、同性だと純愛であるってことなのかもしれません。

んじゃなんでレズものは少ないのかというと、一般的に映画の観客側が求むのは美青年、美少年であることが多いということなんでしょう。実際にはボーイズラブといったってさえないおっさんとかじいさんとかも多いはずなんですが、ま、映画だからこれでいいのでしょう。

そしてまたそのジャンルに名作が1本加わりました。特にディスコ(85年だからネ)で踊っている最中、主人公にヘッドフォンが掛けられて彼(と我々観客)だけがロッド・スチュワートの名曲「セイリング」を聴いて、「異なる曲で踊っているいるシーン」は映画のテーマ、いや青春時代とか恋愛というもの、にもかかわる歴史的名場面! やはりこの作品を劇場で見たのは正解だった! と自分をほめたワシでした。

それにしてもこの映画と原題が似ている初体験ものの名作「おもいでの夏」(原題はSummer of ’42)といい、青春映画には夏が似合いますな。やはり「何かが終わってしまった…」という感じが秋になったあたりによく出るからでしょうね。

考えてみるとボーイズラブものはコンスタントに公開されているのに、少年の初体験もの(相手はおもに年上)というジャンルはほとんど見なくなりましたな。やっぱりいろいろとまずいんですかね。個人的には「青い体験」とか「新・個人教授」とか、そっちの方が好きなんですが…。


▼母親がタバコをプカプカ吸い過ぎるのが欠点だけども、この映画も近年の名作で~す


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