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逗子、大磯、真鶴…知らないうちに〝聖地巡礼〟していた! わし流 芸術の春2023⑯「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」神奈川近代文学館

全然キャラが違う〝爆弾小僧〟ダイナマイト・キッドと同じく、還暦の誕生日に亡くなっている巨匠・小津先生。

2012年には世界中のプロの映画監督が選ぶオールタイムベスト10で「東京物語」が堂々の1位になり、また映画監督して初の芸術院会員になっている最高峰。

が、若き日には2年にわたっていまの神戸大、いまの大阪大、いまの名古屋大を受けてすべて落っこって、どこにも入れなかったのであった…! なんだか親近感を感じますな。

また、監督になってからは大船が撮影所だったこともあり、逗子、大磯、真鶴…といったあたりでハイキング。ワシが歩いたところも多く、知らないうちに〝聖地巡礼〟していたことになるのです。

あとこれは今回の展示でなく、鎌倉の川喜多映画記念館での展示でしたが、戦地からのハガキでその日、戦場から戻って来た兵士が「自分が死にさえしなければ戦争ほど面白いものがありませんな」と言っていた、との記述は衝撃でした。

などととりとめなく書きましたが、とにかく興味深い展示でした。


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