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「肩書き」で人の本質的な価値は決まらない。僕は僕であるというだけで完璧。
結論から言うと、僕は夢だったモデル一本では成功することが出来なかった。
その事実を受け入れきれず、「モデル」という
便利な肩書きを引っ提げて生きていることが
"間違っていること"だと、僕はようやく気づくことができた。
ハッキリ言って、辛かった。悔しかった。苦しかった。周りにいる所謂、「モデル志望」達の誰よりも努力している自信があったし、成功する自信さえあった。
しかしながら、一歩その憧れの世界へ踏み入れると自分の無力さと直面し、業界の理不尽さに苦悩の連続だった。
現場での不遇な扱いに、耐え難い苦痛が待っていた。
そうして日々を過ごして行く中で、
ある時僕は決定的に悟ってしまった。
「自分はモデルとして成功できない。」
これを受け入れるまでは時間が必要だった。
僕がモデルとして成功できない要因として、
「自分の"見た目"ではなく"人間性"を尊重されたい/お互いを健全にリスペクトし合える環境で働きたい」という強い想いが捨てきれなかったのだ。
モデルという仕事は一見華やかなようで
ほとんど大多数のモデルは名前すら表に上がることもなく、使い倒され疲弊していく。
当然、名前が世に出回るモデルなんていうのはほんのごく一部だ。
東京コレクションのランウェイを一度歩いた時も
クレジットにモデルの名前が入らないことにひどく衝撃を受けた。コレクションを歩けた喜び以上に、冷たい現実に直面したのだ。
正直今でも悔しい。モデルとして生きられないなら死んだ方がマシだとさえ思っていた程(多少極端だが)、僕にとって「モデルで成功する」という事柄は"至上命題"だった。
しかし、何故それほどまでに
「モデルRIKI」に執着をしていた僕が
この"過去の遺産"を手放すに至ったのか?
理由はここ数ヶ月感じていた"ギャップ"にある。
今僕はYouTubeを中心に各SNS(インスタ、TikTok)で動画発信活動をしている。
主に扱っているジャンルとしては
「メンズファッション」、「自分磨き」
「マインド/生活習慣」等を中心に発信している。
その中で、自分を手っ取り早く説明する為の
程の良い肩書きとして「モデル/ウォーキング講師」というテロップを欠かさず入れていた。
一応、これには戦略的な意図はあった。
「使えるもんは使ったほうがいい」と
よく聞く常套句を鵜呑みにして(当時は僕自身、納得していた節もあったが)、既に心の火の灯らない
"形だけの肩書き"を引っ提げている事に常にモヤモヤしていた。
ここで少し自己開示を挟むと..
この文章からも伝わる通り、
僕は「クソ真面目」な節が大いにある。
そんな僕にとって、「現状の自分」と「肩書き」
との温度差に大きなストレスを感じていたのだ。
"これは自分に対しても人に対しても、誠実じゃない"そう痛感した。
これこそが、僕の「過去への執着」であり
新しい自分として生きることに一歩踏み切れない理由であった。
「モデルとして成功する。」という未練を捨てきれず、すでに''抜け殻''となってしまった「モデル」という肩書きだけをズルズルと引き立って生きていたのだ。
僕は自分にも人にも正直に生きたい。
何より、自分の心に嘘をついて生きたいなんて思わない。
だから僕は変わる決心をした。
「モデルRIKI」であるという事は
僕や、僕の大事な人達にとって
本当に大事な事なのか?
今の職場で親切に接してくれる人たちは
僕がモデルだからそうしてくれるのか?
昔からの友人達、今一緒に過ごす仲間達は
「モデルRIKI」だから付き合ってくれるのか?
いや違うだろう。
僕は勘違いをしていた。
人には偉そうなことを言えるくせに、自分が一番理解していなかったことだ。
「その人がどんな肩書きで、どんな状態で、どこで、何をしていても、その人自身の本質的な価値は変わらない。」
「モデル」という一見は華やかで聞こえの良い
肩書きにしても、それのある無しで僕自身の本質的な人としての価値は変わらない。
肩書きを外して離れる人達は、そもそも人生において長いスパンで深く付き合っていく類のご縁じゃないのだ。
「ただのRIKI」でいいじゃないか。
僕は僕のままで完璧だ。
良いところも悪いところも全部を持ち合わせ、全部を受け入れた僕だからこそ、人から大事な人達から愛を受け取ることができる。
今の僕は自分自身の、ポジティブな思考法や
習慣、生き方を動画やテキストに乗せて
多くの人に発信をしたい。
死ぬまでに1人でも多くの人に
「人生って最高だよね。」と感じて欲しいと
本気で思っている。
「誰だって、今この瞬間から変わることができる。」
これは僕が何よりも大事にしている言葉だ。
格好つける必要なんてない。
過去への執着を手放して、新しい自分と
出会う為の新しい人生がまた始まっていく。
僕に沢山の気づきと、愛情をくれる
大事なパートナーや親愛なる友人達に
心からの感謝を。
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