アルツハイマー病の薬レカネマブ
今日2023-2-27の朝日新聞にアルツハイマー病の新薬レカネマブの解説記事が出ていた。記事は辻󠄀外記子氏による。
以下、メモしておこう。
・アミロイドβ=Aβを原因とした場合の薬である。
・1800人を2グルーブに分けた最終治験では27%の悪化抑制の効果があった。
・治験は18ヶ月間での効果を見たものである。
・副作用として脳内浮腫12.6%、微小出血17.3%がある。偽薬のグループでは1.7%、9.0%と少ない。
・Aβ蓄積のPETなどによる検査費用は、公的保険の対象外で、1回20万円から50万円。
・認知症の人は国内に600万人いて、7割はアルツハイマー病。
・病気の原因として タウ を狙う薬(の研究)もある。
・レカネマブの米国での価格は年間26500ドル≒350万円。(価格は年間一人当たりということだろうか?)
新薬ができても、相当のお金がなければ使えないし、副作用の見極めも更に重要だ。もともとの症状に個人差もあるだろうから。
いずれにせよ、初期の段階では、お金があって薬が使えるような人も、慎重に様子を見ながら信頼できる医師に処方してもらうほかはない。