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呟きとメモ

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つぶやきやメモを集めたものです。新聞や本で見つけた言葉も含まれています。
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2024年6月の記事一覧

菅原洋一の「今日でお別れ」

菅原洋一の「今日でお別れ」

* 菅原洋一、90歳、「今日でお別れ」聴いた。超絶、素晴らしかった。

これは歌謡曲でなく、歌曲だ。

* 菅原洋一、90歳、「今日でお別れ」、偶然聴いた。一つ一つのフレーズを大切に大切に温め、これ以上ないくらい磨きに磨き上げた歌唱に感服し、満足した。若いときの歌は、大賞など貰ってもいわゆる「歌謡曲」だったが、90歳であれからこのように進化し、歌えるとは心底驚いた。

氏の若いときの歌は、どうにも

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白秋『硝子切るひと』

白秋『硝子切るひと』

 2024-6-20の長谷川櫂の「四季」(読売記事)に白秋の詩が紹介されていた。印象に残ったので書いておく。

「茴香酒(アブサン)のごときひとすぢ
つと引きつ、切りつ、忘れつ。」

 そう言えば子どものころ、ガラスを切る職人を見たことがあったな。ガラスを切るように忘れたい何かはあるのだろうな。