#日記
4月12日
今日から授業が始まった。長らく独学スタイルで学んできたからギアを入れ替えなくてはいけない。初心に戻って、ゼロから、虚心坦懐に学問の型を身につけていきたい。
4月11日
高校の部活の後輩と半年ぶりに会った。そして今日は初めて二人で飲んだ。酒を入れないとできない話も別にないし、素面のときと変わらない話をしたけれど、アルコールのせいか何となく気分が上がった。
4月10日
『闇金ウシジマくん』のドラマと映画を一気に再視聴した。この作品は法律の外にある道徳や倫理について考えるきっかけを与えてくれる。闇金という法外な世界は一見すると反道徳的、反倫理的に見えるが、それは法=道徳=倫理と三者を混同して認識してしまっているからだ。この法、道徳、倫理それぞれについて考え直す必要がある。
4月9日
福島でよく行っていたラーメン屋で修行した人が開いた店が小岩駅にあるので行ってきた。ラーメン一杯で帰省したような気持ちに浸れるのが嬉しい。
4月8日
2019年の夏に明治大学のプログラムでカナダのトロントに一ヶ月ほど留学していたときに現地で仲良くなった友達と東京で久しぶりに再会した。その友達とは約4年ぶりの再会だったので、人との縁はどこから始まってどこまで続くのかはわからないもんだなあと思った。
4月7日
陶芸サークルに入ったので作陶の指導を受けてきた。出かけた先でよく陶芸体験をしているけど土を練るところからやったのは初めてだった。土を練るのはもちろんのこと、ろくろを使って器の形に整形していくのにもかなり腕の力を使った。
4月6日
読書会明けの数日はあんまり物事を考えられなくなる。おそらく議論を通して自分の中にある言葉を吐き出してしまい精神が伽藍堂になるからだろうと思う。
4月4日
明日の読書会で扱う本をまだ読み終わってなかったので、急ピッチで読む。自分の本を読むスピードが一般的に早いのかどうかはわからないけど、1時間弱で100ページも読むことができて無事読了できた。数年前まではまったく活字が読めなかったのに、ここまで読めるようになったことは自分のことながらすごい変化だと思う。
4月3日
4月は何かを始めるのにもってこいの季節だと思う。何かを始める言い訳にするには4月は都合がいい。とりあえず興味のある講義を取りまくったけど後で痛い目を見そうで恐ろしい。
4月2日
人生二回目の大学入学式だった。コロナ禍がなければ専攻を変えようとは思わなかっただろうし、何事もなく大学を卒業していたんだろうけど、全くの偶然の連続でここに至る。
その時々の状況でこれだと思った決断を繰り返してきたけど、これでいいのかどうかは正直よくわからないし、死ぬまでわからないものなんだと思う。今後の偶然に期待したい。
4月1日
中華料理屋で夜ご飯を食べた。中盤で冬虫夏草のスープが出てきて物珍しさもあってギョッとした。冬虫夏草は小学生の頃何かの図鑑に載っていたのを見て、虫の形なのにキノコという見た目の中身のズレが不思議で面白いと思った。虫とキノコの境界は一体どこにあるんだろう。
3月31日
今日で3月ともサヨナラ。いよいよ新年度だ。今日は前日エゴン・シーレの作品に触れた影響か、あまり動けずずっと家にいた。美術館に行ったりした翌日によくありがちな現象だ。たぶん作品がもつエネルギーというかスピリチュアリティ(霊性)に圧倒されるからなんだろうと思っている。