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口のあるもんはみんなう●こするんやで!

のっけから汚い事を書きなぐってしまった。お食事中の方、すみません。しかし私のオカンが実際にこう言ったのだから仕方ない。事実を伝えるのが私のモットーである。なお、多少の脚色はご容赦いただきたい。

私は小さい頃から子供の飼いたがる生き物はだいたい飼ってきた。カブトムシ、クワガタ、ザリガニ、カメ、金魚、メダカ、ハムスター、などなど。
しかし、私はフンの世話があまり得意ではなかった。なぜかってそりゃあ汚いからに決まっているだろう。そしてフン掃除をサボった暁にはそう、臭いのである。

そんな怠け者の私にしばしば落ちたオカンの雷がタイトルのセリフだ。どうせ叱るなら
「ちゃんと責任もって世話しなさい!」
とかが正解だと思うのだが、なぜか消化管の構造を伝えることがオカンの決め台詞だった。
幼い私には「論点がずれているのでは?」というツッコミは思いつかなかった。しかもオカンは髪の毛を逆立てて怒っているし、「口のあるものはみなう●こする」という事実には一切つけ入る隙が無い。毎度のことながらオカンには完敗である。
そんな気持ちでしぶしぶフン掃除をしていたためか、私が飼った生き物はどれもあまり長生きしなかった。こんな過去がある私は若くして地獄行の切符を貰ってしまったも同然だ。

そしてそんな私と同じく、「犬を飼いたい」と言って飼いだしたオトンも同じセリフをオカンから吐かれていた。親子共々う●このことで怒られるのだからやっぱり血は争えないものだ。ただ、私と異なるのは結局犬のフン掃除は最終的にオカンがやっていたという点である。そしてその犬はかなり長く生きた。それもやはりオカンパワーなのだろうか。

オカンの事実だけを言って相手を黙らせる戦法には毎回舌を巻く。ひょっとしたらひろゆきとディベートしたらけっこういい勝負をするんではないかと思った。
まあ、世の中そんなに甘くは無いだろうが。

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