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日々の食

もうね、ここ数ヶ月、これではいかん、ちゃんとした食事を作らねば、と思うんだけれども、フラフラで仕事から帰ると「おなかすいたー」と鳥のヒナみたいにピーピーいう人が二人もいて、モチベーションがダダ下がり。

なんでかな。食べ盛りの中学生が夕方に「おなかすいた」とわめくのはまあわかるんだけれども、いい大人が「朝からパン1枚しか食べてない」とか、「昼にスナック菓子をつまんだだけ」とか、なんで言うかな。冷蔵庫には食材がそれなりにあるし、ガスも電気もちゃんと来ている。インスタント物も買い置きがあるし、スーパーもお弁当屋さんも徒歩10分圏内にあるのにな。自転車だったら3分で着くんだが。リモート勤務で毎日家にいるんだから、少しは外に出て歩いた方が心身ともに効果的だと思うんだけど。

さて、そんなに切羽詰まっているのなら、インスタント麺でも作りましょうかと用意を始めると「インスタント麺は昨日の昼に食べた。せめて3日くらい間を開けたい」と健康に気を遣っているようなセリフ。だったらご自分でどうにかなさって欲しいものだが、どうにかなさったところで、使用後の食器や調理器具を洗うことはなさらない。モヤモヤのループである。

わたしもわたしで、日々疲れており、まともに料理を作らなくなっている。惣菜を温めるだけとか、野菜と肉を切って出来合いの調味料で炒めるだけとか、そんなものばかりを食べさせてしまう。

先日も友人から「きっと栄養が足りないのよ」と、ムスメに集中力やら体力がないことを指摘されたこともあって、栄養バランスの良い食事を食べさせねばとは思うのだが、なにしろ気力体力が足りない。だからこそわたしも栄養のあるものを食べ、休養をしっかりとって、と思うのだが、鶏が先か卵が先か、みたいな話で、とにかく悪循環である。

ムスメもオットも「おかーさーん」というコールは万能だと思っている。呼べば食事が出てきたり、ちゃんと洗ってアイロンがかかった衣類が出てきたりするなんて、奇跡の連続で成り立っているのだぞ。

…とまあ、家族のグチをこぼして今日の一日は終わる。明日こそ、なにかまともなものを食べさせねば。


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