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おでん文化

やっとこさ、自分で何か作る気になっ他ので、おでんを仕込んだ。だいこん、こんにゃく、たまご、練り物、牛すじ。ジャガイモも入れたかったが鍋のキャパを超えそうなので今回はパス。

おでんは地方によって中身も味付けも違うそうだけれど、わたしは関東や静岡のおでんを食べたことがない。ずっとわが家の定番の具で、定番の味付けだ。ちくわぶ、というものを食べてみたいが、九州では見たことがない。

先日「今夜はおでんなのよ」と言う友人に「最近、おでん用の牛すじがなかなか手に入らないから、しばらくおでんを作ってないな」と言うと、ものすごく驚かれた。「えっ。牛すじなんて入れるの?わたしはそんなの入れたくないから、うちのには最初から入ってないわよ」「あれっ?入れないの?」と半ば反論気味に聞いたら「入れないわよー!まあ、ダシを取るってことであれば入れるかもしれないけど」と答えたので、彼女とはおでんに関しては袂を別つことになった。いや、わたしの心の中だけの話だけど。そういえば鍋パーティをした時も、なに鍋にするのかみんなで相談していた時、「もつ鍋は?」とわたしが言ったら即座に「ごめん、わたしは食べないわ。内臓なんて気持ち悪くて」と言った。おっと、そうですか。その時も彼女とは鍋に関して袂を別つことになったのだった。そう、わたしの中だけの話だけど。

今回、牛すじが手に入ったので、初めて自分で下ごしらえからやってみた。これまではお肉屋さんで下ごしらえをして串に刺した状態のものしか買ったことがなかったのだが、塊を買ってみたのだ。グラグラのお湯で茹で、アクと余分な脂を取り除き、一口大に切って串に刺した。切る時にしまった、と思った。茹ですぎたのか、ガチガチなのだ。これ、明日の朝になったら柔らかくなっているだろうか。余熱調理で、一晩保温鍋に入れておく。味がしみて柔らかくなっていたらいいんだけれど。一度硬くなってしまった肉はもう柔らかくならないんだろうなあ。勿体無いことをしたなあ。これじゃあ「ダシ」として使っているのと同じか。

とりあえず、明日まで待とう。


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