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プールのトイレ問題。

娘から相談された。「最近、トイレが近くてさ〜。」中高年かよ、と心の中でツッコミながら「こまめにトイレに行けばいいのでは?いや、それ以外に解決方法はなさそうだけど?」と返すと、不満そうな顔になった。

「ほら、そろそろプールの授業があるでしょ。授業中にトイレに行きたくなりそうだから。」と、切実な悩みを打ち明ける顔で言う。もちろん「プールに入る前に行けば?」と一刀両断。すると「でも、プールの水って冷たいから、きっとトイレに行きたくなる。」と、またまた困った顔で言う。「じゃあ、先生に『トイレに行かせてください』と申告するしかないね。」もう、答えようがない。「そしたらね、プールサイドのトイレに行くしかないんだけどね。そこが、暗くて狭くて汚くて、みんなが濡れた体で使うからジメジメしてカビが生えてて、みたいな状態よ。」ああ、そこか。問題は。

「それならもういっそ、プールの中で漏らしたらどうか。」と提案してみた。娘はわたしを一瞥し、「ありえん」と言って立ち去った。頼りにならないお母さんでごめんよ。

ちなみに、昨日は母の日だったが、その概念は娘の中には存在していなかった。日頃からいかに頼りにならない母であるかが証明されたわけだ。いやいや本当は、うちにはテレビや新聞がないから、商戦に触れる機会がないのだ。さすがにクリスマスは覚えていたが、バレンタインも完全に気づいていなかった。父の日も例外ではなかろう。

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