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しずかに

今日、仕事は休み。

わたしは起きたらすぐにラジオをつける。聴き慣れている番組は、それぞれのコーナーが始まると「そろそろムスメを起こさねば」とか「後10分で出勤だ」とか、おおよその時刻が把握できている。朝のニュースや生活情報も、聴いていて興味深かったり、得したと思ったり、わたしは好ましくラジオを聴いている。

しかし、今日は休みだから電車に乗らないので、正確な時刻の把握はしなくてもいい。わたしはラジオを消した。

あら不思議。家の中よりも外の音の方が耳に入る。うちは通学路沿いにあるのだが、小中学生はすでに登校していて、誰も歩いていない。出勤する人もすでに通過済み。たまに自転車に乗った人や、裏道の通り抜けをする車が通るくらいだ。

静かで穏やかだ。そして、もう一つ、自分の脳が楽だということに気づく。クリア感がすごい。今まで、こんなにも音に支配されていたのか。人の話し声、音楽を「おもしろい」「心地いい」と思って聴いていたはずなのに、わたしは自分の思考を妨げられていることに気付いていなかった。

考えてみると『音がないと淋しい』と思って音楽をかけたりラジオをつけたりしていたのだが、集中し始めると耳は閉じている。聴きかけたラジオの話題がいつの間にか終わっていることもある。そうか。わたしの脳は『静か』を要求しているのか。


さて、そろそろ出かけるのだが。この頃ラジオで聴いて、感動した曲。でも、思っていたのと映像が全然違っていて笑った。とはいえ、いい歌。
思い出野郎Aチーム『ダンスに間に合う』


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