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できない

徹夜してはいけない。体の免疫力が落ちて、故障が出やすくなる。そうわかってはいるのだが、どうしても時間がかかる仕事が山積みだ。睡眠時間を削るしかないのだ。

1秒でも長く寝ていたい。1秒でも早く布団に入りたい。そう思っているのだが、難しい。

とはいえ、今日はnoteを何回書き直しただろう。アウトプットしたいものは、喉元までぎゅうぎゅうに詰まっているのだが、ネットで出すような話ではない。それらを避けながら、話題をひねり出す。

これって、もう詰んでるんじゃないの?と思うが、わざと気づかないふりをしてきた。でもそろそろ限界かも。

アウトプットしないと、器には隙間ができない。隙間がないということは、好ましい情報も、感情も、入ってこないのだ。

相手のたった一言で、「なるほど!」と思える時は、自分に余裕がある時だ。ちゃんと言葉をキャッチできている。しかし、相手がどれだけ喋ってくれても、わたしの頭に入ってこない。言葉の洪水が押し寄せてきても、次々に耳から抜け落ちてしまう。心にとどまらないのだ。

アウトプットできていた頃って、どういう感じだったかな、と考えてみた。そうだ。定期的に友だちと会って、喫茶店のメニューを次々と平らげながら3時間も4時間も喋っていた。ランチに集合して、夕方に帰るような会。モヤモヤが全部抜け落ちて、さっぱりした気持ちで帰った。

マスクのない状態でワッハッハと、お腹をよじって笑っていた。誰かの悪口とか噂話じゃなくて、政治や経済への恨みごとじゃなくて、恋バナでもなければ、老後の話でもない。なにをあんなに楽しく喋り倒していたのか、ちょっと忘れかけている。そういえば、子育ての不安を分かち合ったり、新しい知識と情報を仕入れたりもした。そういう時間にもずいぶん助けられた。

アウトプットができないと、インプットができなくなる。まずいぞ。

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