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はつゆめ

夢をよく見るし、いつもはよく覚えているのだが、今年の初夢は断片的にしか覚えていない。富士も鷹も茄子も出てこなかったと思う。(記録として残す目的で書きます。この夢にはオチがありません)

イメージでしか覚えていないのだが、わたしは数人でどこかのテーマパークか、壁に囲まれた小さな街にいる。外国のような気もするし、日本の田舎のような気もする。建物はまばらで、大きな岩や溜池のような場所があって、道は舗装されていない。道路脇に生えた雑草が風になびいている。

わたしたちは、決められた時間までにそこから出なければならない。一緒にいる人たちは、それぞれに予定や事情があるらしく、どこかに電話をしたり、身支度を整えたりしている。わたしは靴下を履きたいのだが、見つからない。

管理事務所のようなところがあって、そこには生瀬勝久に似た男性と、中肉中背のメガネをかけた年配の女性がいる。二人は町役場の制服のような、作業着を着ていた。廊下から声をかけると「どうしました?」と出てきてくれた。「あの、ここを出たいのですが、門は何時に閉まりますか?」と聞いた。「5時ですね」と男性が答えた。時計はもう4時を回っていた。「まだ全員が揃わないので、もうちょっと時間がかかりそうなのですが」と、わたしが聞くと、「そうですかー。いやー、わたしたちも5時には出ますからねー」と男性が女性の方を向く。メガネの女性は「そうですね。警備の方に頼んでみては?」と提案したが、男性が「いや、少しくらいならわたしが待ちましょう」と言ってくれた。

急がなくちゃ。わたしは全員に、急いで支度をするように声をかけて回った。ある部屋のドアを開けたら、中には子どもたちが4〜5人とわたしと同年代の女性が一人いた。「急ぎましょう、ここから移動しますよ」と声をかけると、「見て〜。これ」と、ハンチングかキャスケットのような帽子を渡された。帽子には布が縫い付けてあり、そこには糸で文字が綴られていた。文面が全く思い出せないのだが、高校生くらいの男子が幼稚園くらいの子に宛てた手紙だった。なぜ紙ではなく布に糸で文字を書いたんだろうかと疑問に思いつつ、部屋を見回すと、それはわたしが初めて一人暮らしをした時の部屋で(6畳一間なのになぜか床の間がついていた)、めちゃくちゃ散らかっていた。「早くこの部屋から出ましょう。移動しますよ」と声をかけ、部屋を出た。

薄暗い廊下は古いお寺の廊下のように、ピカピカに磨き上げられていた。わたしは靴下を見つけたが、ダサい白のソックスが片方だけで、他にはないのかと探し回る。

早くしないと、早くここから出ないと、と思って焦っているが、なかなかうまく進まない。

というところで目が覚めた。おはようございます。

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