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ふつおた

最近本当に、とことん日本語がわからなくなっている。なんでみんな、言葉を短縮してしまうのだろう。そんなに時間ないの?

今日の難問は「ふつおた」。なんだろうなあ。『普通のオタク』だろうか。『普通のお誕生日』だろうか。『ふつ』は普通、の略ではないかと思うんだが。違うかな。あ、ふたつの? いや、それなら「ふたおた」だろうな。

うーん。会話はこうである。A「ねー、これどうするー?」B「うーん。もう、『ふつおた』でよくね?」A「そだね。『ふつおた』でいいか。そうしよ」

全然わからない。うちのJKがその友だちと会話していて、「ま!?」「ま!」と真顔で言っていた。そして親との会話はたいてい、「は?」と「あ〜」で終わる。まるで口を開くのがもったいないとでも言うかのように、短く、抑揚なく、ぶっきらぼうに言う。そのくせ、友だちと笑う時は豪快に口を開けて笑う。

モールス信号とか暗号みたいに、自分たちだけに通じる会話をする。その一方で、わたしには「このお菓子は喉を潤すための水分ではなくて、甘さを薄めるための水分が必要だね」とか言う。まるで、昔の人にはこのように話さないと通じないからさあ、と言わんばかりだ。だったら古語でも使ってみろ、ってんだ。てやんでえべらぼうめ。

そういえば、今日はムスメとどんな話をしたんだっけ?最近、まともな会話をしていない。

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