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ゆめみる

このところ毎晩のように、印象的な夢を見ている。

その1)わたしはコンクリートでできた防波堤のようなところに足をぶらぶらさせて座っている。水面からは10メートルくらい離れていると思う。風がヒョオオオオオと音を立てて吹いていて、わたしは水面からの高さにビビっている。水は透き通っていて、白い砂のような地面が見える。しかし、それは岸から3〜4メートルくらいで、その奥は濃い緑色の水だ。急激に深くなっているのだろう。そして、そこはたぶん海ではなく、池か湖なのだと思う。あまりにキレイなので、澄んだ水のところに飛び込みたいような気持ちになる。でも飛び込んだら確実に命を落とすとわかっているから、我慢する。淋しくて、切ない気持ちのまま、はるか下にある水面を見ている。

その2)なにか宴会のような、人が集まって賑やかに過ごしている場所で、わたしは透明の一升瓶から透き通った液体をゴクゴクと飲んでいた。味はしない。ラベルにはなにか書いてあるが読めない。金箔が液体の中を舞い、キラキラと輝いている。それをコップに移して飲んだり、ストローで飲んだり、飲み方を変えてはいるが、休むことなくゴクゴクと飲み続け、底の方に溜まった金箔まで、キレイに飲み干してしまった。そして、それが日本酒だったということに気づいた。
わいわいと盛り上がっている人たちが、わたしのそばにあるテーブルにやってきて「さあ、お待ちかね、幻の名酒を飲みましょう!」と誰かが言う。
わたしは飲み干した液体を元に戻すために「吐く」しかないと思っている。そのために風呂場のようなトイレに入る。水が張られた風呂桶のような、トイレのようなものが2つ置いてある。吐くにも吐けず、わたしはどうしたものかと考え込む。

その3)わたしは中学生と歩いている。みんな和装である。いよいよ成人式なのか、と思う。ただ、最大の違和感は、彼女たちがわたしの身長よりも2倍くらい背が高いことだ。「背が高いね、わたしの2倍くらいあるね」と言うと、上からわたしを見下ろして「ふふふ」と笑う彼女たち。どこへ行くのだろう。もしかしたら、子どもは大人と歩くとき、こういう風景を見ているのかもしれない。

どれも正夢になるってことはないと思うが、なにかを暗示しているのかもしれない、と思う。あるいはわたしの潜在意識が、何かを気づかせようとしているのかもしれない。

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