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ばくすい

夕食後、寝落ち爆睡する習慣がついてしまった。

そもそも、肝臓をやられた時に「食後にじっとしておくように」と言われたため、すぐに食器を洗ったりせず、ソファにもたれかかったり、床に寝そべったりして動画を見ていることが増えた。

21時半からお絵描き会だから、ちょっとの間…と思って油断したのがいけなかった。目が覚めたら23時である。お絵描き会は終了していた。

この頃は、気づいたら寝ている。人生を無駄遣いしているのかもしれん、と思う。なにもかも、中途半端でやりっぱなしのまま、人生の幕引きとなるかもしれない。でも、寝ないと回復しない何かがあるのも事実だ。

毎日、仕事の上でも家庭でも、なにかしらの失敗や挫折がある。多分、若い時から同じくらいの頻度で失敗をしていたと思うが、年齢を重ねると「これくらい」では済まない責任が生じてくる。さらに、「この先で挽回する」というチャンスは、もうない気がする。だから、眠って痛みを緩和しようとするのだ。

昔からそうだった。怒られると眠くなっていた。意識を閉じようとしているのか、声が遠くなり、頭が回らなくなる。たいていの場合、怒る人は解決方法を探っているのではなく、自分の怒りをぶつけてくるばかりで、今のわたしにはどうしようもない理不尽な状態になる。「どうするんだ」と言われて、「ごめんなさい」とか「すみませんでした」とか言う。「謝って済むことじゃない」とたたみかけられ、「次からは気をつけます」と言う。すると、「次からちゃんとやるのは当たり前だ。この失敗をどうするつもりなのか!」とむしかえしてくる。だから自動的に心がそれを受け付けず、眠いモードに入ってしまうのだ。現実逃避。

嫌なことを思い出してしまった。今日の場合は疲れていただけなのだが。うっかりにもほどがある。


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