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ぽんこつ

今日もミスをした。いや、仕事のミスが今日、発覚した。それは単なるチェックミスで、HPに記載された注意書きを1行、見落としていただけのことなのだが、それがもたらす穴は埋められないかと思うくらい大きかった。

家でゴロゴロしていたら、Slackで上司から連絡が来た。「◯◯について、この日は実施ができないのですが、把握していましたか」と書いてあり、わたしが見落としたHPのスクショが貼ってあった。うわー。やばいやばいやばい。これ、怒ってるよな。あなたに任せますと言われたんだから、わたしの責任だよな。まずいまずい、とパニックになった。とにかく謝ろう、そして代案を出すのだ、とオロオロしていた。
「あなたはどうしたいですか」と書いてあったので、わたしは「別の日に行うか、あるいは場所を変えるか、いくつか当たってみます」と返事を書いた。心の声をダダ漏れさせながら「うああああ」と慌てていた。

オットが「どうした」と聞いてきたので、「仕事のミスをしたんだけど、『あなたはどうしたいですか』と書いてあって怖い」と言ったら、「そこは、『穴があったら入りたいです』だろう」と笑っていた。そんなこと言える相手じゃないんだがなあと思ったが、オットはすぐさまスマホでググって「これはどうだ」「ここならどうだ」と次々に代案を出してくれた。

10分もたたないうちに、3つも4つも案を出すオット。確かにいい案もあるが、上司と相談しながら出ないと決められない。もうSlackでは行き違いが起こりそうなので、上司に直接電話をした。上司は「あれから来客があって、あの後のSlackを見ていないんですけど、それであなたはどうしたいですか」と言う。わたしはオットが言ったように「穴があったら入りたいです」と返した。「ああ、いやいや、そういうことじゃなくって」と上司は笑った。

リモート勤務で24時間オットが家にいると「一人の時間が欲しい」と思うこともしばしばなのだが、今日は助かった。「上司が笑って、なんか和んだ」とわたしが言うと「会話って、切羽詰まった時ほどワンクッション、何か入れたほうがいいんだよ」とオットが言う。「まあ、時と場合によるがな」

いや、わたしはそんな余裕、持った試しがない。叱られるのが怖くてオロオロするし、失敗が恥ずかしくて頭の中は真っ白だ。ポンコツぶりが幾つになっても変わらない。

そんなこんなで明日はどうにかリカバリーしなければ。おやすみなさい。

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