【ヨガ】ヨガの起源と目的について

ヨガの起源

ヨガ(ヨーガともいう)は「つなぐ、結びつける」という意味がある。
ヨーガの明確な起源は不明だが、紀元前1000年~500年にかけてインドで作られたバラモン教の聖典「ヴェーダ(ウパニシャッド)」の中に頻出する。

バラモン教の経典「ヴェーダ」考え方

バラモン教の教えにおいて、この世界の存在と目指すものを示しているのがこちら。

インド哲学ウパニシャッド哲学)において、梵(ブラフマン:宇宙を支配する原理)と我(アートマン:個人を支配する原理)が同一であること[1]、または、これらが同一であることを知ることにより、永遠の至福に到達しようとする思想。古代インドヴェーダウパニシャッド)における究極の悟りとされる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B5%E6%88%91%E4%B8%80%E5%A6%82


生まれる=ブラフマン(宇宙を支配する原理)の一部がアートマン(個人を支配する原理)として肉体に入る

死ぬ=肉体からアートマン(個人を支配する原理)が離れる

輪廻=ブラフマン(宇宙を支配する原理)に戻ろうとするも道に迷い、また肉体に戻る
または
解脱=ブラフマン(宇宙を支配する原理)に戻る

ということらしい。

現代のヨーガの位置づけ

バラモン教の聖典「ヴェーダ」を解釈し、ある学者は「ヨーガ・スートラ」という教本を作った。
上記の「解脱=ブラフマンに戻る」ために踏む手順として、8支則を作ったというわけだ。

①ヤマ してはいけないこと
②ニヤマ 守るべきこと
③アーサナ 瞑想の座り方
④プラーナーヤーマ プラーナの調整法
⑤プラティヤーハーラ 瞑想に適した心身状態
⑥ダーラナ 瞑想 1段階目
⑦ディヤーナ 瞑想 2段階目
⑧サマーディ 瞑想 3段階目

現代におけるヨーガは、特に③~⑤を指すことが多い。これも最終的には究極の悟りに至るための下準備として、身体を整え、呼吸を整える状態ととらえるとわかりやすい。

それにしても、⑧まで至るのは遠い道のりだし、どんな状態なのか想像もできない。。
自分自身ヨガをやっていて、ヨガが身体だけでなく精神にもアプローチをするものだという感覚はあったが、その起源がこういった宗教に根差すものなのだということを知って合点がいった。


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