たかが成績、されど成績 〜第3部〜
【前回までのあらすじ】
中学2年末まで、
勉強する、という文化さえ知らなかったヤツが、
友達のヨンスから、
『天王寺高校、受けたほうがいい!』と言われて勉強をはじめ、
これまた友達の上田から、
『五ツ木の模試、受けてみてーや!』と言われて受けてみたら、
「27番」(近畿全体で、数万人の受験者のうち)
をとったことで、
『次は、1番とってくるわ!』
と、気づいたら言ってたトコロからスタート.
なんか、気づいたら、
『次は、1番とってくるわ!』
と言っていました.
なんか自然と『とりたい』と思ったし、
『とれる』気がしたのは、今もカラダが覚えてます.
#あくまでも自分の感覚だけど、『できる』と思ったコトはできてきた
#逆にそうでない場合は、やはりそうではなかった
さて.
なんか、そこからは、
【意味もなく、目的もなく、毎日なぜか勉強していた日々】
とは少しちがってきたし、
おそらく、
【この中学の代表として、みんなの期待的なモノを何か、しょってるカンジ】
のモードにもなってきた記憶は、あります.
#そゆ感覚って、悪くない
そして、私にとっては、2回目となる、
『10月の五ツ木模試』.
結果は、「2番」でした.
成績表を開けたとき、
やはり、まわりのメンバーは、ザワつきました.
『やばーーー!!』
『ヒューー!!』
『やっぱすげぇなぁ!』
このときの感覚もまた、
カラダが覚えてる気がします.
99%の達成感というか、『やったった感』
と共に、
1%の「不足感」.
『やばーーー!!』
『ヒューー!!』
『やっぱすげぇなぁ!』
まわりはお祭りムードでしたが、
そのときの私は、
(次こそ、1番とる)
ことだけ、考えてた気がします.
ところで、五ツ木の模試は、
毎月1回、あります.
そして、私にとっては、3回目となる、
『11月の五ツ木模試』.
1年間の中で、最も受験人数が多くなる模試、的な位置づけ、と上田が言ってた気がします.
結果は、「9番」.
『おー!』
『やっぱすげぇ』
『さすがジョーやな!』
1番悔しかったのは、この回でした.
もはや、
「9番」
では、ダメです.
残すところ、
【12月の五ツ木模試】.
ラスト回、です.
『1番』をとれるとすれば、
これが、最後のチャンスです.
(これでとれたら、ドラマみたいやな)
とかも思ってた気がするし、
(なんかそゆときって、オレは取れる気がする)
そんなタイプでした.
結果は、
『1番』
でした.
#静かに味わった
#静かだがアドレナリン出た
#それがオレの人生をすべて変えた
ところで、
【成績って、そんなに大切なモノ?】
そういえば、
このクエスチョンが、
この旅の、スタートの問いでした.
さて、はじまりの場所に帰ってみましょう.
成績は、大切なモノでしょうか?
大切ならば、何がそんなに大切なのでしょうか?
逆に、大した価値はないならば、それはなぜでしょうか?
この問いへの、アナタの答えは、いかに?
つづく 〜第3部 完〜
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