忘れていた何か…
わたしが家の庭で掃除をしていたら、近所の子供たちが自転車に乗って、大きな声でしゃべりながら、家の前を通り過ぎていきました。
小学生 高学年ぐらいの3人の子供たちでした。
一人の子が「〇〇の坂を足をつかずに、チャリで登れるようになった!」と言うと、残り二人の子が「すげー!」「すげー!」と言いながら駆け抜けて行きました。
〇〇の坂は近所の坂道で、自転車で上るには ちょっときつい傾斜です。
わたしは車でしか通りませんが、自転車で通るひとのほとんどは、途中で降りて自転車を押しながら上っている姿をよく見ます。
そんな坂道なので、足をつかずに自転車で上れることを話したくなる気持ちもなんとなくわかります。
わたしも小学生の頃は、その子たちと同じように自転車で足をつかずに坂道を上りきることを頑張っていました。
ですが、いつからか、足をつかずに上りきろうという努力をしなくなりました。
疲れた時点で、自転車を降りるようになりました。
もし、足をつかずに坂道を上れたとしても、ひとに話すほどの喜びはないと思います。
他のひとから、坂道を上れた話を聞いても「あ、そうですか」で終わると思います。
このことは自転車だけのことではなく、いろんなことにも当てはまります。
子供だから… 大人だから… が、関係あるのかもしれないし、関係ないのかもしれません。
子供たちの声を聞いて、忘れていた何かを思い出した気がします。
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