バブル経済

第四回 バブル相場での儲け方

こんにちは!RIKANAです。

引き続き「バブル相場の儲け方」を投稿させていただきます。

ご興味がある方は是非「第一回」「第二回」「第三回」をお読みいただければ幸いです。

さて「バブル相場の儲け方」ですが、皆様が最も興味があるのはまさにこの「儲け方」だと思います。

その「儲け方」ですが重要なポイントは「いつ投資をするのか?」「何に投資をするのか?」「いつ投資資金を回収するのか?」だと思います。

では順番に私の考えをご説明していきます。

いつ投資をするのか?

既に繰り返しご説明しておりますが、NASDAQを中心としたバブルは始まっております。「第三回」でご説明した通り、山に例えると「7合目」ぐらいかなと考えております。従っていつ投資を始めてもいいと思っていますが、投資してすぐ下がってしまうと、心理的によくありません。まだ下がるかもしれないと思い不安になり損切してしまうかもしれません。

そこで目安はNASDAQの指数が下落したタイミングで投資を始めるのが宜しいかと思います。現在のマーケットは様々な「悪材料」で不安定になっておりますので、チャンスは来るかと思います。

具体的なタイミングで言いますと下にNASDAQ100の日足チャートです。インジケーターとしてボリンジャーバンド±2σを表示しております。薄い赤丸のところがー2σを割り込んだ時期ですが、このタイミングで投資がベストだと思います。

NASDAQ日足BB

「そこまで下がらないよ」と思われる方も多いかと思いますが、現在のマーケット環境は「悪材料」が多い中、高止まりの状況になっているので、可能性は十分にあるかと考えております。

どこに投資するのか?

繰り返しになりますが「新しい技術」に投資するべきだとい考えております。

具体的にはどの銘柄?といいますと、

「具体的には有料でお教えします!(冗談です、すみません・・・)」

一つヒントになるのは、前回(1995年~2000年)の「新しい技術」に資金が集中したときに上昇した銘柄群で、まだ2000年の高値を更新していない銘柄はまだ「出遅れ銘柄」と考えることが出来るのではないでしょうか?

NASDAQ比較チャート

上のグラフはNASDAQ100と米国を代表とする半導体関連の企業です。半導体関連の銘柄群は2000年のITバブル時に注目され一斉を風靡した業種で、ITバブルが崩壊すると長らく低迷していた銘柄群です。もちろんGAFAに代表されるデジタルプラットフォーマが現在の主役ではありますが、日本でそのような企業は今のところありませんし、半導体関連の製造業は日本の強みでもあります。また2000年の状況と今回の状況を比較しやすいため、半導体関連を中心に動きを確認したいと思います。

それぞれの銘柄は1990年を1として指数化しております。2001年1月~2020年2月時点でどれぐらいになっているのかを確認します。

アプライドマテリアル(AMAT) 半導体製造装置大手 34.31→66.85(約1.95倍)

インテル(INTC) CPU等の半導体チップ製造大手 49.47→67.27(約1.3倍)

ラムリサーチ(LRCX)半導体関連の卸売企業 41.62→339.30(約8.1倍)

テキサス・インスツルメンツ(TXN) 半導体製品の設計、開発、製造等53.88→132.21(約2.5倍)

クアルコム(QCOM) ワイヤレス通信機器の開発 61.50→89.60(約1.5倍)

アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)半導体メーカー 18.00→55.31(約3.0倍)

上記の様に2000年のバブル最高値を現在大きく上回っています。

では日本企業はどうでしょうか?

代表的な半導体関連銘柄は

(6758)ソニー(6981)村田製作所(6976)太陽誘電(6971)京セラ(6963)ローム(6857)アドバンテスト(6506)安川電機(8035)東京エレクトロン(6146)ディスコ

あたりでしょうか?他にも多くの銘柄がありますが、あまり多くの銘柄を比較しても比較しずらいのでこのあたりを検証してみましょう。

年日本株ハイテク2000

(6758)ソニー(6981)村田製作所(6976)太陽誘電(6971)京セラ(6963)ロームですが、紫色の「村田製作所」は、2000年の高値に近づいていますが、最近マーケットで非常に注目された「ソニー」でさえ、まだ2000年の高値16950円から見ると、半値に満たないというのが現状です。

因みに「ソニー」の業績推移は下の通りです。

ソニー業績

ご覧の通りですが、1999年~2000年と比較して「売上」も「営業利益」も「EPS(修正1株益)」も大きく上まっております。

日本株ハイテク2000②

(6857)アドバンテスト(6506)安川電機(8035)東京エレクトロン(6146)ディスコですが、「安川電機」「東京エレクトロン」「ディスコ」は2000年の高値を上回っていますが、赤色の「アドバンテスト」はまだ2000年の高値である13970円の半値以下ですが、昨年「アドバンテスト」は急上昇し多くの投資家に注目されました。

つまり、最近注目された「ソニー」や「アドバンテスト」は急上昇しているように見えますが、2000年の高値から見るとまだ半値以下なのです。

そして米国の投資家は、自国の半導体関連の銘柄が2000年の高値をはるかに上回っていることを実感しており、グローバルな視点で「出遅れ銘柄」を探し、投資しているのではないでしょうか?

つまり、「どのに投資するのか」は2000年に注目された銘柄で、2000年の高値を上回っていない銘柄に投資するのが大きなリターンを生み出すのではないでしょうか?

具体的な銘柄は是非皆様リサーチしてみてください!

さて最後に「いつ投資資金を回収するのか?」ですが次回の投稿でご説明したいと思います。

次回が「バブル相場の儲け方」シリーズの最終回にしようと思いますので、よろしくお願いします。

それではまた!







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