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ご両親にもケーキ入刀を!若い新郎新婦からご両親に結婚式をプレゼント!!その②


若い新郎新婦からご両親に結婚式をプレゼント!!その①の続きです。



披露宴のどこに入れ込むか



さて、先日の打ち合わせの後に、実際の披露宴のどこに盛り込むか、これが焦点になりました。

見せ場でもあるし、それでいて、ご両親には何となく内緒。
サプライズという感じですね。
準備もあるし、突然、ご両親にお願いしますと当日の披露宴中には言えないし・・・。

そこで、サプライズはやめてご両親に正直に話をしてもらおうと、新郎新婦にお願いしました。
心の準備も必要だし、同じ立場だったらどうしようかと考えた末の答えです。



さて、新郎新婦にはしばし話し合いをしてもらいました。
その間に私たちは検討しました。

どうしたらいいのかその結果は

新郎新婦のお色直しのご入場の際に、新郎新婦に続いてご両親にご入場してもらい(お母様方には、あらかじめドレス着用してもらう)
その後、ご両親のケ-キ入刀を入れる事にしました。

ご両家分二つのケ-キを用意して、順番にナイフを入れてもらうアイデアです。
ケ-キの入刀も結婚のセレモニ-には欠かせないのもの。
御両家のお母様は白いドレスをお召しになるのですから、正式なセレモニ-なのです。





もう一つの提案、私から



そしてもう一つ。

ご両親入場の際には、私が入場のアナウンスをするのではなく
新郎新婦にマイクを通してご両親を呼んでもらう、
つまりお二人にアナウンスをしてもらうことにしたのです。
更に私から、お二人へこの様な提案をしました。
「普段から呼びなれている言い方で、ぜひ入場のアナウンス、声掛けをしてもらえないでしょうか?」
例えば
「お父さん、お母さん」なのか
はたまた、ファーストネームで呼んでいるのか
きっと思い入れがあると確信したのです。


なぜお願いをしたのか、その理由は以下の通りです。

新郎のご両親は再婚したばかり。
新郎はご両親にかなり遠慮がある様子が伺えました。
それでも新郎は新しいお父様と
もっと距離を縮じめたい思いがいっぱいあるのも感じていました。
それを打ち合わせの中で話し始めたのを伺い、それならここは距離を縮めるチャンスかも、そう思ったのです。

お母様がいろいろ苦労された姿を見てきた中で、お母様にも幸せになってほしい。
その気持ちは新郎からひしひしと感じ取っていました。
だからこそ、新しいお父様をしっかりと家族として受け入れたい想いがあったと感じたからです。



実は新婦も同様な想いだったのだと、その時気がつきました。
新婦のご両親は、結婚式を挙げていませんでした。
事情あって、その選択はなかったとのこと。
本当は結婚式を挙げたかったのでは?
それとなく、感じていることがあったとのこと。
でも、娘としてどうすることもできなくて、そのままになってしまっていました。

新郎新婦は高校を出たばかり、社会経験も少なく、何をしたらいいのか
喜んでもらえるのかわからないのですと、本音をおっしゃっていただきました。




新郎新婦に寄り添うとは



形ばかりではなく、お二人の想いが伝わるもの。
そしてご両親の幸せをみんなに祝ってもらいたい。
何かをしたいという想いがしっかりと伝わりました

それを形作ることが お二人にとって
どれだけ大切なのか、その時初めてわかりました。

そのために、私達がいるのだと、
形式に捉われていたら、
結婚式の常識にとらえわれていたら
もしかしたら、簡単に断ってしまったかもしれません。
そしてお二人の深い想いを聞き出すことなく
いつも通りの打ち合わせで終わっていたかもしれない。

ここが私達の力の発揮どころなのだと感じたのです。




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