ウォーキングするならいつがいい？

健康のためやダイエットのためにウォーキングをしている方も
これから始めようという方もたくさんいらっしゃると思います。
歩くことはお金をかけず手軽にできて、
やればたくさんの良いことがある素晴らしい運動です。

ただ、効率よく歩くためには、
色々知っておいた方がいいことがあります。
今日はまずそのタイミングの話。

朝、昼、夜。どれが一番いいの？

一番のお勧めは断然「朝」です。
朝日を浴びることで良い効果を得られるからです。

朝日を浴びるといい効果その１は
「体内時計がリセットされること」
生体リズムの周期はきっかり24時間ではなく、
個人差がありますが、だいたい24時間より数分から数十分長く、
それを修正しないままでいくと、
生活のリズムと体内時計がどんどんずれていくことになります。
それが朝日を浴びることで、
電波時計が定期的に時刻を合わせるように修正されるんです。
それが睡眠の質を上げる事や
自律神経の乱れを整えることにも繋がります。

その２
「1日の始まりから活動的で前向きな気持ちになれる」
日光を浴びることで脳内にセロトニンという物質がでます。
これは「幸せホルモン」と言われるもので、
心が落ち着き、ポジティブな感情にしてくれます。
そして歩くという運動そのものが、
認知能力を上げたり、幸福感を上げると言われています。
ということは、朝、一日の始まりに歩くことで、
その日を活動的で前向きな気持ちで始められるということ。
一日の効率も変わってきそうですよね！

「筋トレをプラスすると更にダイエット効果アップ」
筋トレは無酸素運動なので、
それ自体が脂肪を燃焼させることはありません。
ただ有酸素運動の前に筋トレをすることで、
有酸素運動の時の脂肪の燃焼効率があがるという研究結果が出ています。

そしてその効果は6時間ほど継続するので、
朝1番に筋トレをするとその効果はお昼ごろまで続きます。
するとウォーキングしているときもですが、
朝の家事や通勤時間も、
いつもより代謝がいい状態になるということ。
これはダイエットしている方には是非やっていただきたいです。

体内時計に関しては朝限定ですが、
日光を浴びることで得られる効果は高いので、
朝でなければ昼、最後が夜という感じになります。

ただ夜遅く、特に就寝前に近い時間に運動すると、
その後の睡眠に影響が出てしまうので、
歩きに行くのも夜早い時間がお勧めです。
逆にゆっくりとした呼吸でする軽いストレッチは
副交感神経の働きを優位にするので
寝つきの悪い方はお試しください。

食事の前がいいの？それとも後？

食事の前と後、どちらがいいの？
そんな質問を受けることもよくあります。
まず絶対やってはいけないのは
「食後30分以内」と「すごくお腹がすいている状態」
食後に関してはよく言われているので
ご存じの方が多いと思いますが、
空腹時の方が脂肪の燃焼効率が上がるから、と
食事前に運動される方も多いと思います。

ただ、極端な空腹のときに運動すると、
糖分が不足しているのでめまいを起こしたり、
体調を悪くしてしまうことがあります。
朝は一番お腹がすいている状態になっているので、
スポーツドリンクやバナナなど、
ちょっとお腹に入れて糖分を補給してから歩きに行きましょう。

朝、忙しくてなかなか歩きに行けない、
早起きがつらい、という方も多いと思います。
もちろん朝はお勧めですが、
朝できないからやめてしまうというのではなく、
ご自身にできるタイミングで「続ける」ということが
一番大事なことなので、
やりやすい時間帯でかまいません。
「歩く」という素晴らしい運動を、
是非生活に取り入れてみてください。

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