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BUYからVOTEへ


SHEINが心斎橋と原宿に店舗を構えたそうだ。
SHEINといえば安すぎるファストファッションで人気だが、その裏側の悲しいニュースが印象的だ。

SHEINのニュースを見て、気づいた事を書き留めようと思う。


ファストファッションは当時、高校生の私にとって便利なものだった


友達とお揃いのコーディネートをしてディズニーに行く。
それが終わればパジャマになるか飽きて着なくなる。
服は消耗品だと思っていた。

当たり前のようにGU、UNIQLO、ZARA、Bershka、forever21、WEGO、スピンズ、390マート(サンキューマート)、しまむらがなどなど…流行っていた。

生地が薄くても、そもそも長く着ることは想定していなかったのですぐによれてもほつれても、何も気にならなかった。



そうして毎年大量に購入し、大量にいらなくなる服たち。(雑貨やアクセサリーも)

物に溢れ、自分が何をもっているのかすら把握できずにまた似たような物を購入してしまうというループすら起こっていた。

その状態に気付かされたのはたまたま見ていた
Netflix konmari ”もっと”人生がときめく片付けの魔法
の中で、片付けに困っている依頼者にまず初めに必ず取り組ませていたことだった。

依頼者にどれだけ服を持っているか可視化する為に、1箇所に洋服を全部集めるように促した。

私も実際にやってみると、大量の服に驚きを隠せなかった。
こんな服もあったな。と棚卸しができ無駄なものを買わなくなった。
物の管理の大切さを感じた。

先日、片付けは心の整理にもなると書いたが、無駄なものを買わないことにもつながると思う。



BUYからVOTEへ


自分の買い物は単なるものとお金のやりとり(BUY)ではなく、
その企業や社会への投票(VOTE)になることだ

とある人が言っていてその通りだと思った。

では、何に投票するべきなのか。


すぐ着られなくなる服?
長く愛せる服?
守るべき伝統を守り、手作業で大切に作らすれた服?
労働時間や環境が過酷な会社?
地球環境を考える会社?


先日、ブランディングの授業を受けたとき

今の時代はブランディングの時代。 
物が溢れ、ブランドが溢れいるからこそターゲットが絞ることが難しい。
だから、ブランドが発信し、共感者を増やすことで選んでもらう。
それが大切なんだと言っていた。

ブランドの行動こそがブランディングなのだと。

小野先生

「かわいい。安い。欲しい。」
…いや、まて、
私は本当にそのブランドの行動に賛成できるのか。

こんなに沢山の選択肢があるありがたい時代だからこそ、買い物はただ買いたいからするだけでなく“投票なんだ”と意識しながら行うことが大切なのかもしれない。




新しく買うより直して使うかっこよさへ

これは余談だが
最近父と母、祖母の洋服を屋根裏から引っ張り出してきて着るのにハマっている。

これがとてもよくて。
今の歳では手が届かないハイブランドを着ることができるし
親も眠っていた洋服を娘が着るのを見て少し嬉しそうだし?
ワンシーズン終わったら、大切にクリーニングへ
ほつれたら、直したり。

もう誰もきていないようなアイテムも家族の思い出が溢れていて
とてもかっこいい。
私の服も子供に着てもらえる日が来るといいな…

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