【Part 2】~MVP開発とはどんな手法?メリットや成功させるためのポイントも解説~

MVP開発のメリット・デメリット

MVP開発にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。

MVP開発のメリット:

MVP開発のメリットは主に以下の2点が挙げられます。

ユーザーのニーズを把握できる

MVP開発に取り組むことにより、顧客からのフィードバックを得られ、正式リリース前の段階で顧客ニーズに合っているかを検証できます。

顧客ニーズを把握するにはマーケティングという方法もありますが、実際に最小限の機能を備えた一連の開発プロセスを制作し、顧客に使用してもらうことで、より精度の高いニーズの把握が可能となるのです。

最小限の開発費用で製品を開発できる

十分な顧客ニーズが把握できていないと、「量産体制を確保したものの、正式リリース後の反響が少なかった」というケースも想定されます。

MVP開発は最小限の機能を備えた製品を制作し検証できるため、開発費用を抑えられるメリットがあります。

デメリット:

MVP開発のデメリットとして考えられるのは以下の2点です。

複雑な機能を持たせ製品開発に不向き

MVP開発で制作するのは、あくまでも最小限の機能を持たせる製品です。

複雑で開発コストのかかるプロジェクトにおいては、MVPの制作が難しく、顧客にとっても完成形をイメージしにくいという問題があります。

その結果、MVP開発を進めるなかで、当初の方向性から大きくずれていく可能性があるでしょう。

開発者のスキルに左右されやすい

MVP開発では、短期間に開発とテストを繰り返す必要があります。

十分な経験とスキルをもったエンジニアでないと、ひとつのサイクルを回すのに多くの時間を要する可能性も考えられます。

MVP開発を成功させるためのポイントや注意点:

MVP開発を成功させるために、押さえておきたいポイントや注意点があります。

ユーザフィードバックを収集する仕組みを構築する

これまでも紹介してきたとおり、MVP開発の大きな目的は、顧客からのフィードバックや反響内容を把握することです。

どのような方法でフィードバックを得るのか、その仕組みや体制を構築しておきましょう。

例えば、スモークテストの例でも紹介したように、サイトへのアクセス数や試作品のオーダー数、顧客からの問い合わせ数などを計測するのもひとつの方法です。

スモールスタートを心がける

MVPを開発するためには、スモールスタートを心がけることも重要です。

たとえば、メニュー画面やユーザインターフェースなどを完璧に作り込むのではなく、できるだけシンプルな構成のプロダクトを開発しユーザーへフィードバックを求めましょう。

スモールスタートで取り組むことにより、開発費を抑え、顧客からの要望の変化による作業の手戻りも抑えられるといったメリットも得られます。

顧客からの反響を正確に理解できるMVP開発:

MVP開発には、顧客からのフィードバックを得ることでニーズを検証し、開発プロジェクトの初期段階で方向性が正しいかを確認するという大きな目的があります。

そのために、スモークテストや手作業型MVP、プロトタイプ型MVPなどのさまざまな手法でテストが行われます。

開発コストの増大や手戻りを最小限に抑えるためにも、提供予定の製品にもっとも適した手法を検討してみましょう。

参考:

MVP(Minimum Viable Product)とは? 意味や開発プロセスを解説|monstar-lab

MVP開発とは?意味やアジャイル・Pocとの違いを紹介【2023年最新版】|アイミツ

【基礎知識】MVP開発とは?その意味 / 手法 / メリットについて解説|swooo

MVP開発とは?ビジネスに取り入れる3つのメリットや種類、進め方を解説|比較Biz

mvp開発とは?メリット・デメリット、成功させるポイントを解説|relace

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