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22園見学したフリーランスの保活全様

2022年7月に岐阜の実家で娘を出産し、2022年10月には保育園0歳クラスに預けて仕事復帰したいと思っていたので(フリーランスには育休はありません泣)、8月末に東京に戻ってきてからすぐに保育園見学をスタートしました!8月末から9月の約1ヶ月で合計22園を見学しました!!ふっ~!!

子連れで22園の見学は結構大変だったので、妊娠中からコツコツと見学に行けばよかったとやや後悔しています笑

基本的に年度途中の入園は厳しいので10月からは認可外保育園を、来年2023年4月には認可保育園に通わせたいと思い認可と認可外それぞれ見学しました~今回の記事はそんな私の保活戦線についてお伝えしたいと思います。

1.保育園の種類

保育園には色々な種類があるのですが、大きく分けて「認可」と「認可外」の2つに分かれます。私も最初はこの種類の多さとびみょう~な違いがよく分からないまま、保活をスタートしました。

①認可

認可」は児童福祉法に基づき国が定めた基準を満たし、市区町村の自治体から認可を受けて運営されている保育園。保育料は世帯年収に応じて決まります。

ただ3歳児以降は保育料が無償になるので、多くのママ達が認可保育園に預けたいのはこれが理由です。

お願いだから、0-2歳児も保育園無償化にしてください、、、、
保育料払うために働いているようなものなのです、、、

➁認可外

認可外」は国の基準には満たないものの、市区町村の自治体が定めた要綱に基づいて運営されている保育園。(認証保育園もこちらの部類ですが、こちらは東京都独自の基準をクリアした保育園のこと)
保育料は園によって異なり、多くが年収に関わらず一律の金額です。

そのため世帯年収によっては認可よりも認可外に預けた方が安い!というご家庭もあります。
ただ3歳以降は無償にならない(補助が出て減額にはなります。)ので3歳になったタイミングで認可外から認可に移るという方が多いみたいです。

調べると認可、認可外、それぞれの中にもっと細かい部類があるのですが、こちらの記事では省略します。

2.保育園リストの作成

私は8月末に東京に戻る予定だったので、娘が生まれる予定の6月下旬までに東京の自宅から通える範囲(徒歩15分圏内)で認可、認可外の保育園の一覧リストを作成しました。

リストを作成する際には、自宅から徒歩何分か、昨年度の倍率、申込人数がどれぐらいだったのかなどを予めリサーチしてまとめました。
(倍率や申込人数は区や市のHPに掲載されています。このリストは後に見学後の感想を書いたり、行政に提出する書類を作成する際に役立ちました)

また「保育園の保育士口コミ評判が分かるサイト/保育士のミカタ」というサイトがあるので、口コミなども事前に確認しました。

いいなぁと思っていた保育園がご近所トラブルが結構あったり、保育士の入れ替わりが激しいなどの情報もありましたが、真偽が定かではないので、個人的には、鵜吞みにせず聞き込み、リサーチをもっとしたが方がいいかなと思います。

おススメめは最寄りの小児科の先生に保育園の情報を聞きこむことです!小児科の先生は近所の様々な保育園に通うお子さん、保護者が通院するので色々情報を持っています!

実際私も聞き込みを行い、「どこどこの園は一見綺麗に見えるけど掃除をあまりしていなくて、病気の発生率が高い、あそこの園は先生たちが穏やかで掃除もこまめにしているので病気の発生率が低い」などの情報を得ています。

ただ、園長先生・保育士の方の人柄や保護者との相性、教育方針など、自分や子どもに合うかどうかは、正直実際に入ってみないと分からないことが多いと思います。

外から得た情報を鵜呑みにせず見学会で自身の直観と感覚の方を大切にしてください!!最悪入った後からでも転園はできます!

3.保育園見学の申し込み

保育園の見学の申し込みは基本的に園に直接電話又はホームページのサイトから申込を行います。

多くの園が電話での申し込みで、数園だけが見学申込専用フォームがありそこから応募しました。(結構アナログな対応でびっくり!)

認可保育園は見学できる日が事前に決められていて、3-5人ぐらいの保護者と一緒に見学することが多かったです。月に数回しか見学会を実施しない園もあるので、早めに確認することが大事です~

逆に認可外保育園は、個別対応のところが多く、私一人だけで見学というところがほとんどでした。

スケジュール的にはこんな感じです。
・6月:リストを作成
・7月(子ども誕生):見学の申し込み
・8月末~9月:見学(認可外の場合はその場で今年度の待機リスト登録、来年4月の申込)
・10月下旬~11月:自治体に来年4月の認可保育園の申込

どこの自治体も10月~11月が認可保育園の申込月なので、9月、10月が見学会のラストスパートという感じで、希望する日に見学できなかったり、すでに9月の見学申込が締め切られていたりなどして、早めに見学申込をしておくのが○です。

4.見学で確認しておくとよいポイント

私の友達はすでに子どもを保育園に通わせている人が多いので、事前にどんな点を確認しておくべきかヒアリングしました。

そして私自身が22園回った中でここをもっと確認しておけばよかったなというところも合わせて下記にまとめておきます。

①オムツ

まず保育園によってオムツに名前を書いて持参する必要がある場合と、不要の場合があります。不要の場合は、オムツのサブスクを導入しており、園に自動配送される仕組みになっているので、保護者にとっては楽な制度です。

ただこのオムツのサブスクなのですが、オムツのサイズによってメーカーが異なっていたり、メーカーによっては吸水性があまり良くなかったりなので、子どもとオムツの相性(かぶれやすいかどうかなど)を事前に確認しておく必要があります。

実際オムツのサブスクを導入している園でも7割ほどしか利用されていないケースもあります。(家庭で普段使っているオムツを使いたいという要望が3割はあるということ)

またオムツの処理を確認しておくことも重要なポイント。オムツを保育園で処理してくれるところ、処理するのにお金がかかるところ(月500円程度のところが多かったです。)、自宅に持ち帰る必要があるところ、それぞれでした。

個人的にはお金を払ってでも保育園で処理して欲しい、、

➁連絡帳

連絡帳は紙のノートかアプリ(CoDMONやキッズリーなど)どちらであるかは確認した方がいいポイントの1つです。

ノートのいいところは、子どもが大きくなった時に見返すことができたり、プレゼントできることや、保育士の方がこまめに保育中の様子を書き込める点です。

アプリのいいところは、保護者が朝忙しい時間、移動中に入力できたり、出欠連絡などを簡単に行えるところです。

保育園によっては、0-1歳の乳児期は保護者とのこまめな情報連携が大切なのでノート、2歳以降はアプリと併用しているところもありました。

周囲にヒアリングするとアプリの方が圧倒的に楽なようです。
実際今娘を認証保育園に通わせてノートの連絡帳を使っていますが、移動中に書けないので朝に書く必要があり、アプリの方がいいな~と個人的に感じています。

➂ベビーカー&抱っこ紐

人によっては通勤する必要があり、通勤前に保育園に行くケースではベビーカー、抱っこ紐を園内に置いておけるかどうかは重要なポイントです。

ほとんどの園が0-1歳まではベビーカーを置いておけました!
ただ2歳以降はベビーカーで通園してもいいが、園内には置いておけないというところがほとんどでした。

保育園によっては狭くて0-1歳でもベビーカーを置けないというところもあるので自身の働き方、通勤の有無などを勘案して確認した方がよいです!

④外遊びの回数

都内の園によっては園庭がないことが多く、身体を動かして遊びたい盛りの子供たちは園外の公園に行って遊ぶことがほとんどです。

しかしよくよくヒアリングしてみると保育園によって公園にいく回数が全然違っていて驚きました。

「毎日近場の公園にいって遊ばせています!」というところもあれば、
「うちの園は前の週にどこの公園にいくか計画を立てて、公園までの道のりが安全であるかどうか十分確認した上でいきます。なので週に2回ほどしか公園には行きません」という園もありました。

これはもう保育園で子どもがどのように過ごして欲しいかという保護者の好みによるところが大きいかなと思います。

⑤保育士の数&表情

国が定める認可保育園における保育士の数は下記の通りです。

・0歳児:3人に対し保育士1人
・1~2歳児:6人に対し保育士1人
・3歳児:20人に対し保育士1人
・4歳児以上:30人に対し保育士1人

そのため0歳児クラスは定員が3の倍数、6人(保育士2人)、9人(保育士3人)、12人(保育士4人)というところが多いです。

しかし1人で3人の0歳児を見るというのはかなり大変です!
そのため園によってはあえて0歳児の人数を8人(保育士3人)、10-11人(保育士4人)、などにして保育士1人が面倒を見る子どもの人数を減らしているところがあります。

園長先生にお話しを伺うと「保育士の方が余裕をもって子どもに接することができるようにあえて人数を減らしているんです」とのこと。
こういった園の方が一人一人の子どもと向き合おうとしてくれる感があって嬉しいですよね。

他にも一人が休んでもう一人の方がちゃんと引き継げるように担任2人制度を導入していたり、園に勤める保育士の方の有給取得率、人材の入れ替わりの多さなどはチェックしたいところ。また質問して即答できるかどうかは見極めるポイントの1つです。

園の方針があまりにひどいと抗議のため保育士の方が一斉に辞めたなどの話を聞くこともあります。。。。。

22園保育園見学をしていると、働いている保育士の方の表情が全然違っていて驚きます。ある園の見学会に参加したとき、説明してくれる担当者の方が説明中一度も目を合わせない、質問に即答できないなどが続きました。

そこで他の職員の方の表情を見ると、、とにかく暗い!負のオーラが漂っています。絶対にこんなところに子どもを預けたくないと思いました。

見学会中にすれ違った際に挨拶をしてくれる、子どもたちと接している時の表情が穏やかで、にこやかどうかなど、短い時間でも確認できる点は結構あります!

⑥子供たちの笑顔

色々確認のポイントを列挙してきましたが、一番大切なのは保育園で過ごしている子供たちがイキイキしているか、楽しそうか、どうかだと思います。

22園回りましたが、見学会中に子供たちが挨拶してくれる、見学者にたくさん話しかけてくれるなどしてくれた園はとても記憶に残っています。

きっとのびのびと過ごしているんだろうな~と感じ、こういった園に預けたいなと思いました。

⑦その他

ここからは私自身のチェックポイントです。

(1)粉ミルク
うちは完ミで粉ミルクの種類によっては便秘になってしまうので、粉ミルクを指定できることはとても大切なポイントでした。

園によってはすでに粉ミルクのメーカーが決まっていて変えられないなどがあったので、そういった園は候補から外しました。

(2)慣らし保育の期間
多くの園が慣らし保育の期間は概ね2週間前後です。
ただ園によっては、1ヶ月と長いところもあったので、自身の仕事の復帰状況を勘案して決める必要があります。

(3)WEBカメラの有無
娘は現在認証保育園に通っているのですが、決め手はWEBカメラがついていることでした。

月齢が3ヶ月と小さいので、仕事中に園内の様子を確認でき、とても安心して仕事ができます。

⑧余談:友達作り

今はコロナの影響で行政が行っているパパママ学級や相談会などがオンラインに切り替わり、同じ月齢を持つママ達と知り合う機会が減っていると思います。

そこで私は保育園見学会に来ているママ達に積極的に声をかけ、LINEを交換して友達作りにいそしんでいました!笑

ランチにいったり、家を行き来したり、互いが持っている保育園の情報交換をしたり(知らなかった情報を得たりできました!)、積極的に友達作りをして本当に良かったと思います💛

保育園見学に22園も行っていると、何度も会うママ達がいたりします笑

5.ポイントの計算

認可保育園の場合、自治体に申請して、自治体が各自のポイントに基づいて保育園を決定します。本当にポイントしか見ていません!(なので認可保育園で園長先生にどれだけ媚びをうっても無駄です笑!!!)

このポイントが自分の場合は何ポイントになるのか計算しておくことが必要です。これは結婚している場合は、夫と妻のトータルポイントになります。

ポイントの計算の仕方は各自治体のHPに掲載されています。
基本的には、夫婦それぞれの就労状況で基準指数が決定します。

保活激戦区なら夫婦それぞれが「月20日以上で、週40時間(月160時間)以上の就労を常態している」というのが希望する0-1歳クラスの保育園に受かる最低ラインです。(2歳児クラス以降は合格ポイントがやや下がります。)

まずはこの最低ラインをクリアした上でどれだけポイントを加算できるかが勝負です(特にフリーランスの場合は!!)

多くの自治体が就労状況で決まる基準指数とは別に「保護者及び児童個人に関わる調整指数」というものがあります。つまりプラスポイントですね。

どんなものがあるかというと、下記の通りです。

・希望する保育園等に利⽤希望月時点で兄弟姉妹が在園している場合
1歳児クラス以降に育児休業復職予定での申込みの場合(会社員ママはここでポイントがプラスされるのでフリーランスは競り負けてしまう。なので0歳児クラスの内に申請を出しておくことが重要)
・児童を、居宅訪問型保育・認証保育所・認可外保育施設・定期利⽤保育・家庭福祉員・ベビーシッターに有料で預けている場合

私の場合、10月から娘を認証保育園に預けているので、10月下旬に自治体に認可保育園の申請を出す際、受託証明書を提出すれば、ポイントがプラスされます。

結論、フリーランスで早く仕事復帰をしたい場合、0歳児クラスから申請をすること、保活激戦区の場合、少しでも加点できるポイントを増やしておくこと(認証保育園やベビーシッターを利用するなど)が大切です!!

ただ最近は、多くの自治体が待機児童0を目指して保育園を増やしている&コロナの影響もあって、数年前に比べて保育園には入りやすくなっているとのことでした。

6.保育園の申請

繰り返しになりますが、保育園の申請は認可、認可外によって異なります。

認可自治体に申込、自治体が決定
認可外各園に申込、園が決定

私は10月から仕事に復帰したかったので、10月から預かってもらえる隣町の認証保育園に直接申込をしました。1枠だけ空いていたので無事に10月から通えることに!本当に一安心しました。良かった。

ただ、来年度4月には認可保育園に入れたいので、10月下旬から11月にかけて各自治体で認可保育園の受付が始まるのでそこで再度申込を行う予定です。

私の住んでいる区は第5希望までかけるのですが、他の区によっては第30希望まで書けたりするそうな!す、すごすぎる!

  • ただ来年4月の認可に全て落ちた場合に備えて自宅近くの認可外保育園にも来年4月の入園申込を行ってきました。

  • 認可外保育園の多くが見学会の後、今年度中の待機リスト申請来年度の申込の方法を教えてくれます。(私の近所の認可外保育園は今年度に関してはどこも待機リストが20人越え!恐らく今年度は自分には回ってきません。)

認可外保育園の場合、決定方法は、先着順であったり、抽選だったりまちまちでした!

とりあえず今の現状は下記の通りです。

・2022年10月:隣町の認証保育園(認可外)に通いだす(近場の認証保育園には待機リストいれてもらい空いたらすぐに移れるようしておく)
・2023年4月:近場の認可保育園、または認証保育園に入る予定

7.まとめ

今まで「保活」という言葉を聞いて中々ピン!ときませんでしたが、娘を身籠ってまず真っ先に不安になったのが、仕事に復帰するタイミング保育園の問題でした。

復帰したくても保育園に預けられなかったら仕事ができない、自宅で娘をあやしながら仕事するというのは、集中力の問題で自分には難しいと感じました。

自宅近くの認可、認可外の保育園はどこもいっぱいだったので、今は隣町の認証保育園に娘を預けています。(バスで4駅、自転車10分ほどの距離)
奇跡的に1枠だけ空いていてすごくラッキーでした!!

0歳から子どもを預けることについてどう思うのか?聞かれることも多いですが、私としても本当ならもっとずっと一緒にいたい。

けれど大切なのはママが好きなことをニコニコ笑顔でできていること、楽しそうにしていることだと個人的には思っています。

仕事をしたくてもできない!とストレスを抱えて子どもと接するよりは、少しでも保育園のお世話になった方が双方にとってとてもヘルシーな気がしています。

来年の4月には自宅から徒歩で通える認可保育園のどこかに合格していることを祈って今年度の保活を終了します~

【追記】
2023年1月、区から認可保育園の合格通知が届きました!
保活頑張ってよかった~!!



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