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【セルフケア】関節は消耗品か?

クライアントさんから、「歩きたいけど、膝は消耗品だから歩きすぎるなって、お医者さんが」と言われることがあります。今日はこれについて考えてみました。

結論から書くと、肘や膝の関節は消耗品だ、という考え方、私は否定的です。加齢と、消耗はイコールじゃないです。
私自身と、所属する団体は、膝も肘も手首も、加齢で軟骨がすりへるから動かし過ぎにご用心、とは思っていません。
しかしそこにはもちろん、条件があります
・正しい関節の位置と動作で、重心を正しくかける動作が、運動神経を介して小脳にちゃんとフィードバックされていて
・それによって周辺の軟部組織の水分量が保たれていれば
関節は消耗品ではない、という見方です。

間違った位置でくり返し使われることで関節は摩耗するし、もうひとつ、普段じゅうぶんに動かされていなくて準備体操もないのに、負担をかけてはいけないと思ってます。
例えば座りっぱなしの仕事で、普段股関節の可動域が狭いのに、いきなり長距離走るとか。

痛みかけた関節に、正しくない角度で加重すれば、そりゃ消耗品扱いです。
ウォーキングしてるけどずっと腰が痛い、とか言われることが多いです。まず構造を整えて、それから運動する。

ここまで書いてきて、グーグル先生に「関節は消耗品か?」と訊いてみたら、ずらっと肯定されたのでビビりました。それだけ、関節をただしく稼働させ続けるって、人生100年の課題なんだなと再認識しました。骨密度、水分量、色んな要素が絡みますもんね。

でも私には、関節は「本来」消耗品ではない、という信念があります。1人のバカでいいからそう信じて活動していくし、それを証明するのがこれからの人生の指針だし、そこで感化されて人々が生き生きと運動する手助けをしていきたいと願っています。


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