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Tableau Conference 2023take away コミュニティを探索しよう!行き来しよう !越境活動のススメ

7月の東京は暑い。Tableau Conference から2か月が経とうとしているということだ。

数年分の出会いや感動、驚きを煮詰めたようなあの3日間を、どうにか言葉にしたいと5月の帰国直後からずっと煩悶していた。(とても苦しい2か月だったとここに白状する)けれど、2か月かけてこの愛すべきカオスと向き合ったおかげで、私はようやく自分のコアにたどり着いた。

そうだ、私の喜びは、常に「越境」とともにある。

Tableau Conference が気づかせてくれた、コミュニティの姿

#Datafamは素晴らしい。今更これに異議のあるTableauユーザーはいないと思う。
安心して帰れる家、HOMEのような居場所をだれもがTableauコミュニティの中に持っているし、(そんな居場所はないという方は、ぜひいろんなイベントやSNSでのやり取りに参加してみるといい。あなたのHOMEもどこかに必ずある)それは、#Datafamのその名のごとく、家族のような安心感をもたらしてくれるものだ。

Tableau Conference2023

Tableau Conferenceに参加したことで、私はこの家族の大きさ、多様さ、そしてコアの部分にある熱意や情熱、カルチャーに直接触れることができた。
本当に素晴らしく、ユニークで、力強い、唯一無二のコミュニティだ。やはり、私の愛するTableauコミュニティは最高だ!という確信と、そのコミュニティの一員であり、Ambassadorとして活動できたこの1年間を心から誇りに思う経験だった。

しかし一方で、TCの会場を歩き回ってセッションを見たり、世界各国から集まったAmbassadorやVisonaryたちと交流しながら、私は自分のコミュニティに対する認識を改めなくてはならないことにも気づいた。

日本最大のユーザーグループ、JTUGに限らず、MoMやB2VBなどにも参加していたので、私はTableauコミュニティのより多くの側面を知っているものと思っていた。
しかし、例えばDataDev、Server|Cloud、Augmented Analytics…私の知らないTableauのなんと多いこと!そして、そのどれもが、情熱を燃やすTableauユーザーたちに支えられているのを目の当たりにしたのだ。

これは、私にとって、胸の高鳴る素敵な発見であったと同時に、ショッキングな出来事でもあった。
私は愛するこのコミュニティの中にあって、しかもAmbassadorとして活動しているにもかかわらず、コミュニティのほんの一部しか知らなかったのだ!
この経験から、私はコミュニティに対して、こんなイメージを持つようになった。
コミュニティは、島に似ている。そして、#Datafamは、それが集まった「諸島」のようなものだ。そして、各島の住民は、自分の島と、交易のあるごく少数の他の島のことしか知らないが、実はもっとずっとこの諸島には多くの島があり、そこには多くの人々が暮らしている。

船を出せ!もっと多くの「島」を探索しよう!

このイメージを得てから、私は、これまで知らなかった島の探索、つまり知らなかったTableauの分野や、日本以外の国のコミュニティの人たちと交流することに夢中になった。
Tableau Conferenceは、ネットワーキングの機会にあふれていた。多くの参加者がそうであるように、ネットワーキングはTableau Conference参加者の最大の目的だ。多くの人が私を受け入れてくれた。
親しみのあるコミュニティの中にありながら、新たな世界の扉を開いたかのような新鮮な驚きがいくつももたらされた。

Tableau Conferenceはわずか3日で終わってしまったけれど、私はあのダイナミックな経験を忘れられなかった。そしてあの素晴らしい経験を惜しみながら、ただただ次のTCを待つだけで本当によいのか?という気持ちになった。

そして、海に出て、他の島と交易して物品や情報を持ち帰る交易商人のように、コミュニティとコミュニティの間を軽やかに行き来して、島々をつなぐ役割を、自分ができたらなんて素敵だろうかと思うようになった。

このブログは、その所信表明でもあり、活動の第一弾でもある。

このブログは日本語と英語の両方でリリースされている。
(英語版はこちら
今後も日本の情報を英語で、英語圏の情報を日本語で。そしてDataDevやServer・Cloudの情報をDesktop島へ、という島と島の間を行き来して伝える活動をしていきたいと思う。

そして、私は欲張りな商人だ。このTableau諸島のすばらしさを、別の諸島にまで広げて、もっと大きな取引がしたい。
私は、Tableau諸島をさらに出て、データエンジニアリング諸島(Cloud Database,Data Wara House,ETL,,,)、他のデータビジュアライゼーション諸島(Infographics,BItools,Spreadsheets,,,)、データサイエンス諸島(R,ジェネラティブAI,Python,,,)とのコラボレーションにも挑戦したいと思っている。

島に定住し、島の中を盛り上げるのも大事だ。けれど、私のような、「越境」を至高の喜びに感じる人間もいる。

そして、Tableauも「We help people see and understand data」の名の基に、ドラッグ&ドロップで行うData Visualization以外の機能も増えてきた。
私たちの諸島は拡大するのだ。より豊かな多様性、新たな仲間とスキルが求められる。越境者はこれを推進する第一人者だ。(超Coolだ)

交易商人Rika 今やっていること

交易その1 Tableau諸島の中


私のHOMEは、日本島、Desktop島、Tableau Public島といえるだろう。そこから他の島と交流したい。

  • 日英ブログの執筆:これがその第一弾だ。

  • Coders Initiativeのユーザー会参加:私にとって、API、Embeded Analysisなどは他の島の領域だったが、Coders Initiativeのイベントに参加しながら、この分野の知識の習得と交流を目指している。同時に、日本以外のユーザー会への参加、という新しい試みでもある。

交易その2 Tableau諸島 × データエンジニアリング諸島

アーキテクチャ全体を見渡した時、私たちが使っているTableauには必ずデータの「上流」があることに気づく。Snowflake, dbt, AWS, GCP, Microsoft Azure…Data WarehouseやETL/ELT、CloudDBといった分野の製品だ。この諸島の人たちとはぜひ仲良くなりたい。なぜなら、Tableau製品だけで、データ活用の現場のすべてを網羅することは難しい。これら上流の製品を正しく理解することで、私たちのTableauは真価を発揮するし、私たちのTableauの事を上流の製品を担うデータエンジニアなどに知ってもらうことで、私たちは組織全体での価値を高めることが可能なはずだからだ。

  • SnowVillageへの参加&登壇:Snowflakeもまた、Tableau同様素晴らしいコミュニティを持つ。Tableauコミュニティの住人として、Snowflakeのコミュニティに参加を始めている。

交易その3 Tableau諸島 × データビジュアライゼーション諸島

主にダッシュボードを通じて、データを可視化する面白さ・パワフルさに気づいた私たちだが、紙面や画面上での静的でインパクトのあるビジュアル表現を高めたインフォグラフィックスや、プレゼンテーションに説得力をもたらすファクトデータのグラフ表現など、データ可視化の現場は思ったよりも広いことを忘れてはいいないだろうか?
そして、ツールも多様だ。Excel・Google Spreadsheetsなどの表計算ソフト、Looker, Power BIなどのBIツール、Python, Rなどのスクリプト、アプリケーション、ソフトウェア…あげればきりがないほどだ。
私たちは、Tabelauのおかげで、データ可視化の持つ力の根源をよく理解している。新たなHowに興味を持ち、関わることで私たちはきっともっと豊かになれる。

  • Streamlit(Pythonベース)勉強会参加

  • PowerBI勉強中

交易その4 Tableau諸島 × データサイエンス諸島

ダッシュボードを作る我々Creatorの主戦場は、記述統計学の分野だ。「それって結局過去の話じゃん」「結局、今後どうなるの?」という言葉に、何度悔しい思いをした事か!
データサイエンスのエッセンスを取り入れることは、私たちにさらなる力を与えてくれるはずだ。

  • 絡み方を思案中

島を行き来し、人・情報をトレードしよう!交易商人のすすめ

悲しいかな、日本語圏と他の言語圏には言語のバリアがある。これは認めざるを得ない。
けれど、日本には、あふれんばかりの情熱と、その独自に成長してきたが故のユニークネスがある。
あとは、伝える努力をするだけだ。
私はこれこそが私の仕事だと、今熱意を燃やしている。

そして、
私はTableauのコミュニティが、#Datafamが本当に大好きだ。もっともっとこのすばらしさをTableauユーザー以外にも知ってもらいたい。
そのためには、#Datafamの誇りとアイデンティティを持ちながら、他の分野へ進出していく越境者たちがもっと必要だ。
そして、あの#Datafamってやつらすごいよな。とあらゆる人達が口にするような未来が来たら、その時きっと、私たちの愛する#datafamは、もっと素晴らしくなる。
今年はきっと、これまでよりもっともっと楽しくなる!
もし、あなたも越境者としての活動に興味があったら、ぜひSNSで私を見つけて、声をかけてほしい。
一人でできることは限られている。
一緒にキャラバンを組もう!

Twitter @Rika_Olga_F
Tableau Public Profile
https://public.tableau.com/app/profile/rika.fujiwara

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