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小学校受験でおもうこと(求められる「力」とは)

みなさま、ごきげんよう。理科好きりかママです。

今年も、小学校受験も半分が過ぎたところ。受験される方は、後半戦も体調に気をつけてがんばってください!

先日、息子が早帰りの日があり、久しぶりに午後から公園で遊びました。
「小学生、いないね~」
「そうね、まだ学校かな。下校するころか、下校していても宿題をやっているころかな。」

公園で遊んでいるのは主に園児ですが、小さい子が多かったかな。

すると、自然と年長さんくらいの子が寄ってきて、息子と一緒に遊んでしました。

「小学生ですか?地元の小学校ではなくて、もしかして、私立ですか?」
「幼稚園の年長さんですか?」
自然とそんな感じの会話になりました。

そして、そのお母さまがポツリ、ポツリと話し始めました。

「小学校を選んであげたくて、お教室にも通って。
だけど、国立小学校の抽選にすべて外れてしまい、受ける学校がなくて。なんとなく、幼稚園にも行きづらくて。
もともと、息子には地元の公立小学校では生きづらそうと考えていたから、公立小学校に通わせるのも。。。早くどこかに転入できるかどうか。」


我が家も、最初は国立小学校1本でいこうと考えていました。私自身、大学で国立に進学し、

  • 自分の道は自分で決める。自分のカラーは自分でつくる。

  • 学校は何もやってくれない。すべて自分でやる。

という国立ならではの雰囲気が気に入っていたので、息子を逞しく育てるには国立しかないくらいに考えていました。

しかし、国立の小学校は抽選があります。最初と最後に抽選があり、抽選に通らなければ受験することもできないし、合格しても抽選に通らなければ合格手続きができません。

ん・・・

自分自身の受験なら覚悟は決められます。が、6歳の息子の受験ではどうだろう。
息子なりに、お教室に通って我慢したり頑張ったりしてきたのに、受験すらできない、学校の先生にすら会えない、見てもらえないというのはかわいそうではないか。親として、子どもにそんな体験をさせていいのだろうか。。。


今でも、「小学校受験を考えている」というご家庭には、国立のみの志望は考え直してほしいとお伝えしています。

特に、新型コロナが流行ってから、最初の抽選はより厳しくなり、入校する人数がぐっと絞られています。

また、国立小学校は、今年も学校説明会など大々的には開催しておりません。つまり、親も子も、学校の雰囲気などをきちんと事前に知ることができない状況が続いています。

例え、抽選に通ったとしても、試験当日学校に行ってみて、親も子もその学校の雰囲気を気に入るかどうか、未知数です。

事実、我が家では、1校だけ抽選通過しましたが、試験当日、ワクワクする母とは正反対に、息子は「この学校好きじゃない」と、試験をほぼほぼボイコットでした。
(そのくらい、私立小学校と国立の小学校の雰囲気は異なりますし、国立小学校それぞれの雰囲気もかなり違います。)


今年、私立小学校を受験されたご家庭からは、「合格した!夢じゃない!」といくつかご報告をいただいています。

ふしぎなんですが、「あ、やっぱり〇〇ちゃんのところは〇〇小学校ね」と納得がいくんです。「えっ?!〇〇ちゃんが〇〇小学校?!雰囲気違いすぎない?!」ということはないんです。

また、「この子、線が細すぎるな」「勉強もいいけれど、まずは体力をつけましょう」とアドバイスするような子も、あまりご縁をいただけない気がします。
親も子も、体力、知力、経済力、あらゆる面において、
「何があっても学校に通い続けられる」
そういうご家庭が選ばれている気がします。

体力がなければ、公共交通機関を使って、6年間通学できません。
学校によっては、1年生の4月から子ども一人で通学することを求めます。

一人でも電車の中で寝ない、乗り過ごさない体力があるかどうか

通学途中に何かあっても、放送をしっかり聞いて理解し、周りの人に助けを求められる勇気とコミュニケーション能力があるかどうか

一日も早く学校に慣れるため、毎日学校に通う体力があるかどうか

いざというときには、すぐに学校に駆けつける親かどうか(親の考え方、仕事の調整能力、親が持つ交通手段など)


これから小学校受験をお考えになるなら、ご家庭の「力」を考えていただくと、「とにかくペーパー、知識詰込み」とならないと思います。


今日もお読みくださりありがとうございます。

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