見出し画像

小学校受験で気を付けたいこと1

ごきげんよう。りかママです。

どの幼児教室でも、年長クラスでは、夏期講習真っ只中ですね。
我が家は夫婦フルタイム勤務でしたので、お弁当を作って保育園ではなく幼児教室に息子を送り、夕方は幼児教室に迎えに行く、という夏休みを過ごしておりました。

夏期講習のスケジュールに模試のスケジュール、そして、8月からは埼玉県の小学校の願書出願が始まります。これらすべてのスケジュール管理と夫の動かし方(いつ、どれを夫担当にするか)は、我が家は私が行っていたのですが、ある先生から、「フルタイム勤務のお母さま方は、マネージメントに慣れていますね」と言われた記憶が。
こういったところは、働く母親のアピールポイントにもなりますよね。

話は本題、直前期、各ご家庭で気を付けていただきたいことを記します。
本日は、まず2点お伝えいたします。

1.受験用語を家庭内にあふれさせない。

これは、特に女子のご家庭ではご注意いただきたいことです。受験準備をしている女子は、精神的にとても大人です。大人の会話をしっかり聞き、把握し、自分が本当はどうなのか、どこの学校が第一志望で、どの学校が滑り止めか・・・といったことすべてをインプットしています。

ですので、もし、通学する学校が滑り止めだった場合、第一志望でない学校になった場合・・・12月にいくら親が「一番行きたかった学校よ」と言ったところで、娘さんは「そこ、本当は滑り止めでしょ。本当はママもパパも行かせたくない学校でしょ」となり、せっかくの小学校6年間が台無しになってしまいます。
そこまでならなくても、「受験」ということがしっかりわかればわかるほど、子どもへのプレッシャーは大きくなります。親だってプレッシャーに押しつぶされそうなのに、5歳、6歳の子どもが、そのプレッシャーをはねのけることが可能でしょうか。
小学校受験は、中学受験の偏差値のような明確な基準がないため、「絶対合格!」と信じることはできても、「合格できる」と断言すること、子どもに「この学校に行くわよ」と約束することはできません。なので、過度なプレッシャーも過度な期待も禁物です。

以下は、我が家が行っていた言い換えです。

学校名基本的には子どもに伝えない(どこも、ママとパパが気に入った学校、あなたにピッタリな学校、すごく楽しくてお友達がたくさんできる学校、いろいろなことを教えてくれる先生がたくさんいる学校、(もし親戚や親が出身なら)~と同じ学校、という感じで)
願書:パパとママで考えて書いた学校へのお手紙。あなたの良いところをたくさん書いたお手紙
受験写真:学校へのお手紙につけるすてきな写真。小学生のお姉さん/お兄さんに見えるかっこいい写真
受験日・面接日:学校に呼ばれて、先生とお話ししに行く日
滑り止め、第一志望校:こういった言葉は使わない。どこの学校も「すてきな学校」

受験は、子どもだけが頑張るものではありません。親子、家族一丸となって頑張るものですが、直前期になればなるほど、親のイライラが子どもに伝染し、子どもは、「私ばっかりやらされている、いやだ」という気持ちになります。
それを回避するためにも
「パパとママが一生懸命書いたお手紙に、学校からお返事があったの!今度、学校に来ていいって!」
「今度は〇〇ちゃんが学校に行って、先生のお話をしっかり聞いてきてね。そして、帰ってきたら、先生に聞かれたことを、一つ一つ、ママに教えてね」
こうすることで、「パパとママが頑張ったから、次は私の番ね!まかせて!」となります。「パパとママがうまくいったから、私も大丈夫だわ」とも思えます(間違っても、「パパとママがうまくいかなかったから、子どもに頑張って」とは言わないように)。

また、「終わったら、一つ一つ、ママに教えてね」と約束することで、より真剣に、落ち着いて先生の話を聞き、答えられるようになります。入試後に子どもたちに話を聞くと、よくできた子ども(合格した子ども)は、テストがその場で再現できるくらい、すべてを順序良く記憶し話してくれます。

2.受験スケジュールを事前に子どもに伝えない。

試験ができたかどうかを誰よりもよくわかり、早く通う学校を決めたいと思っているのは、子ども本人です。今は公立小学校に通うご家庭のラン活(ランドセル決め)が年々早くなっていることもあり、「小学校を早く決めたい」と一番焦っているのが子ども本人です。
ですから、「今日の試験はよくできた!」と子どもが感じれば、「私が通う学校が決まった」と思い、次の日以降の試験は本気で挑むことができません。例え、第一志望でなかったとしても、通える学校が決まれば早く羽を伸ばしたいと思うのが5、6歳の子どもです。試験スケジュール後半に第一志望がある場合など、要注意です。

一方で、こういう話もよく聞きます。子どもが第一志望校を認識していたため、その学校の試験が終わったら、次の日以降の試験は本気になれない、学校に行きたがらないというケース。合否が出そろう前なので、滑り止めの学校も本気で受けさせたいと親は思うでしょうが、5歳、6歳に子どもに、第一志望が終わった後も本気出せというのは無理です。

また、試験日が複数日ある学校についても、あらかじめ2回行くことを伝えないことです。1日目に失敗したからもう次の日はやらない(行かない)となったり、昨日頑張ったから今日はだらだらしたり・・・が、子どもあるあるです。

「今日、すごくよかったから、次の日も学校に呼ばれたよ!」という感じに、1つやり遂げたら次、1つやり遂げたら次、というようにすることです。

とにかく、「学校に呼ばれたら、いつでも本気で全力投球」できるように、親が子どもをサポートすること。

「子どもが試験当日、先生ときちんと楽しくやり取りができる」
=「子どもが大好きな学校・先生が見つかる」
=「よい先生・学校が、我が子を選んでくれる」
=「子どもにぴったりの学校が見つかる」
=合格
につながります。

小学校受験では単願を進めない理由、親がむやみに「我が子に合わない学校」と決めつけない(その逆も然り)理由も、上記に由来するのですが、それはまた次回とさせていただきます。


今日もお読みくださり、ありがとうございます。

願書や志望校選びなどのご相談、随時、承っております。
note下段の「クリエイターへの問い合わせ」よりお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?