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新学年、新学期、思わず口にする言葉を見直そう

みなさま、ごきげんよう。りかママです。

桜の開花が早かったわりには花が長持ちし、卒業式、入学式、
そして、始業式に、新年度のステキな写真が撮れていることでしょう。

昨年度末から、卒業式や学校説明会は新型コロナ前に戻って行われつつあります。
実際に園や学校を見てみるとわかることが多く、足を運んだ分だけ得るものが多くなります。
一方で、時間のやりくりがキモとなります。

こう振り返ってみると、新型コロナで集まれずオンラインに切り替えられたことで、時間の余裕ができた面もあったんだなぁと思う、今日このごろです。
受験生のいらっしゃるご家庭は忙しくなると思いますが、外部の力も最大限に活用して乗り越えてください!


新年度、息子の学校の周りでも、お教室にいらっしゃる生徒さんでも、
街なかでもよく耳にする言葉

「もう○○なんだから、ちゃんとしなさい!」

この自立を促そうと親が口にする言葉を、今日は見直してみたいと思います。


1) 学年が上がれば自立するのか

卒園式が近くなると・・・「来年からは一人で〇〇してくれるかな」
入園式や入学式が近くなると・・・「小学生になったら」とか「お兄さん/お姉さんになったら」など

子どもは、
大きくなったら親の手を少しずつ離れてくれるのではないか、
手がかからなくなって、親は少し楽になれるのではないか・・・

そんな期待を込めて,思わず言ってしまうと思います。

さて、学年が上がったら、すぐ自立へ一歩前進してくれるのか?

答えはNoです。

さらに付け加えるなら、この新学期、新たに園や小学校に通い始めたり
学年が変わるタイミングは、子どもは期待よりも不安が大きく、
自立より甘えモードになります。

「もう小学生なんだから~できるでしょう」
「お姉さんになったから、~はもう一人で平気?」
このような大人からの声がけは、子どもの不安を膨らましていきます。

2) 特に男の子に対して


特に男の子は甘えん坊です。
誰にも何も言われないなら、「ママ、小学校にずっとついてきて」

本気でそう思っています。

「そんなに甘やかして大丈夫かしら?一人で学校にも行かれない子にならないかしら?」
と心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、その心配はいりません!

男の子は、心の安全基地がしっかり確保できれば、自然と一人立ちします。
男の子は、「ぼくの居場所」を見つけられれば、自然と一人立ちします。

男の子が一番安心するのは、ママと一緒にいるときです。
なので、小学校3年生くらいまでは、ママが安全基地になるように、甘えさせてあげることが大切です。

※甘えさせてあげるのと,甘やかすのは違います!!!

3) 適切な言葉を考えてみよう

始業式の日、ちょっとでも不安そうな目をしたら、そのサインを受け止めてあげてください。

「ほら!もう○年生でしょ!元気出して一人で行ってきなさい」ではなく、
「一緒に行ってあげようか」と、手を差し伸べてあげてください。

学校に持っていく荷物が多すぎてどうしよう・・・という目をしていたら、「途中まで持っていってあげようか」と、声をかけてあげてください。

男の子に限らず、女の子だって同じです。

不安な気持ちを親がわかってくれたら、本当にうれしい顔になります。

新学期から学校まで親がついていったら、一年間送らなくてはいけないの?!

・・・そんな心配はいりません!

途中で同級生に会ったら、あっさり、「ママ、ここまででいいから」と言われます。

どんなに甘えん坊でも、カッコつけたいときはかっこつけたい。
本人も、学年が上がることがどういうことか、周りがどういうことが求められているかは、十分承知しています。

ただ・・・

自分一人のときだけは
つまり、家の中(に準ずる場所)だけは、「もうちょっと甘えさせて!」と思っているだけなのです。

事実,我が息子も,なんだかんだで小学1年の間は8割学校の近くまで送っていました。
「改札まででいい?」  「ううん。もうちょっと先」
「○○屋さんまででいい?」  「(スルー)」
「どこまでついていこうか?」  「地下から出るところまで」

あー、今日もそこまでついていくのね・・・と思った矢先、
クラスメートに声をかけられると、「ママ,バイバイ」(笑)

小学2年生の始業式の日は、本人は「ママに来てもらうのは当然」という顔でした。

ところが、電車を降りてから、1年生のとき違うクラスだった同級生に会って
「きみ、1年生?お母さんがいるから」と言われ・・・

次に日から、「今日、ママ、送っていこうか?」という問いかけにスルーするようになりました。


子どもたちは子どもたちの世界で、それなりにストレスを感じながら頑張っています。
なので、家では、親が叱るときは叱る、甘えさせてあげるときは甘えさせてあげるとメリハリをつけ、
家を子どもの心の安全基地にしてあげることが、子育て全般の秘訣かもしれません。


今日もお読みくださりありがとうございます。

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