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言霊を携えた『桜茶』というお茶

Wellbeingのあり方を追求するイメージコンサルタントの あべりかです。

桜の花も満開になりました。この季節、桜のお菓子も多く見られますが、日本茶で桜も楽しんでみませんか?

桜茶―未来が花ひらく

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結婚式やお祝いの席でいただくことが多い桜茶。
茶といっても、桜の花を梅酢と塩で漬けたものにお湯を注いだ飲み物のことです。
桜茶って、お湯の中で花びらが開き、ほのかに桜の香りがしますよね。
お湯の中で花びらが開く姿に「未来が花開く」と捉え、縁起をかついでいます。
同じように、「よろこぶ」という音から昆布茶などにお菓子を添えておもてなしをすることもありますね。
お祝いの席では「茶々を入れる」「お茶をにごす」などの意味につながることから、色のついたお茶は使いません。
言霊を大切にする日本の文化、本当にこの感覚が好き!日本人でよかったと思います。


桜茶の淹れ方

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桜茶は、辻利さんで購入することが多いです。

淹れ方は簡単です。

さっと水洗いし、少し塩抜きして、白湯を入れるだけです。
塩抜きしたお湯は捨てずに、上澄みを少しスプーンですくって、ほんの少し足すと香りが立ちます。(塩加減などはお好みで)

お祝い事の時は主役の方に桜を多くして華やかにして差し上げると喜ばれます。

私はお祝い事にかかわらず、一煎目のおもてなしとして、

春は桜茶で目と香りで春を愛でてもらいます。
夏は汗をかく季節になるので、塩気を効かせた昆布茶など差し上げます。
秋は芋・栗・カボチャなどのお菓子に口がさっぱりするようにほうじ茶を。
冬は温もりを感じさせる土物の茶器を使って触感で季節感を出します。


日本茶って季節とともにシンプルに五感で楽しめるから好きです。
触感まで楽しめる食文化って素敵だし、季節とともにある食文化って贅沢ですよね。


和洋折衷の桜茶


桜の独特の香りから紅茶とののアレンジも多いですね。
私が好きな紅茶屋さん、TEAPONDさんから素敵な桜茶が出ていました。
ここの紅茶は、本当に味・香りが良くて、ラッピングも素敵でどなたに差し上げても喜ばれます。

このほか、桜ほうじ茶などもお茶屋さんでこの時期見かけます。
ご自宅で、先ほどの桜茶の淹れ方の、白湯を紅茶かほうじ茶にしてみてください。
また、スタンダードな桜茶とは違う香りや色、味が楽しめます。
紅茶もほうじ茶も二つとも高温で淹れるので香りがたつので、相性がいいのでしょう。


桜のお菓子に合うお勧めのお茶


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桜のお菓子と合わせるときには、私は煎茶をお勧めしています。
お煎茶は桜のお菓子のほのかな香りと桜のピンクを引き立たせてくれるからです。

煎茶も産地がいろいろありますが、産地によって味の特徴も違うんですね。私は桜の時は、甘みを感じる九州のお茶を選ぶことが多いです。

日本茶は嗜好品なので、なんとも言えませんが、私の個人的な感覚として九州のお茶は甘み、静岡のお茶はスッキリ、京都のお茶は味わい深い苦味が特徴のような気がします。(あくまで個人の感想です)

いずれの産地のお茶でも、苦味成分のカテキンが出ないよう、70度〜80度で淹れてくださいね。

文化に触れることは、生活を丁寧にしてくれるなど、心の余裕に導いてくれます。私の提案するコンサルティングでは、セルフケアの一つとしてお伝えしています。

「軽やかに、しなやかに、微笑みとともに」
イメージコンサルティングのスキルを通して、あなたのWellbeingにつながりますように。



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