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延喜式○社ってなに?

おはようございます。
今日のなぜなに単語は『延喜式』うんぬんについて。

良く神社の由来などに書かれていたりするこの文字。
由来を見ても、なんか難しくてよく分からない……。
ええ、そのギモンよく分かります。

今日も張り切って、あなたのギモンをざっくり解決していきましょう。

詳しくやらないのか、って?
詳しい説明は、興味を持ってからで良いんですよ。
軽く「なるほど」を感じて貰えれば幸いです。

『延喜式神名帳』に書かれてる神社のこと

延喜式自体は、すごい端折ると法律のこと。

神社とかに関わってくるのは、延喜式神名帳のほう。

大宝律令っていう法律がありましたでしょう。
あれを藤原時平ふじわら の ときひらさんが主だって編纂へんさんしたんですな。
この人は菅原道真さんを左遷したその後のほうが有名なのかもしれませんが……。

国宝として東京国際博物館にあるらしいですけども、展示はされてないんじゃないかなあ。たぶん。

で、その延喜式神名帳えんぎしき じんみょうちょうっていうのは当時の神社リスト。

なので今日の由来書に『うちの神社、延喜式にあるんですよ~!』というのが、当時のリストに載っていて、現在まで鎮座されている神社なのです。
いわゆる式内社しきないしゃというものです。

当時からあったんだけど載ってない神社もある

朝廷関係の背景が濃いモノなので、式内社への条件もきっといろいろあったのだと思います。
その当時からあっても、延喜式神名帳に載っていない(あるいは載せて貰えない、事情があって載せられなかった)神社を式外社しきげしゃといいます。

なので、お近くの歴史ありそうな神社などを参拝されたとき、
「当社は延喜式……」と書かれていたら、「927年頃にはもうあったんだな」と、ざっくりした判断が出来ると思います。

謎の単語も、意味が分かればそんなに難しくありません!
この調子で神社に出かけて、ついでに由来も見ちゃいましょう!

それでは、よい神社ライフを!

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